今年もまた嫌な「確定申告」の季節がやってきた。
私のじゃなくて、ポールの。
年に1回だけなのに、「またか・・・」とため息。
苦手なことはたくさんあるけれど、特にこういう期限付きの事務処理、「手続き」関係が本当に苦手。
取り掛かってしまえば、なんとか出来るし、嫌だ嫌だと思いつつ今年で10年目。
10回も確定申告していれば慣れるものだと思うけれど、いつまでたっても苦手なものは苦手で、「何日までにやらなきゃ・・・」という思いが物凄いストレス。
そんな時に限って必ずしてしまうのが、「現実逃避」。
苦手なことだからこそ、早く終わらせてしまえばいいものを、今日も一日、テレビを見たり、本を読んだり。
そうこうしてるうちにストレスだけはたまってきて、何も知らずにパソコンに向って好きなことをしているポールに八つ当たり。
「もう日本に住んで17年目だし、英語の確定申告の書類もあるから、今年はちゃんと自分でやって!」。
毎年同じ思いに駆られるけれど、結局、私が毎年ポールの確定申告をしてる理由は、税務署の確定申告マニュアル以外は、支払調書などの他の書類がすべてが日本語だから。
結局、最後は自分がやらなきゃいけないと百も承知なのだけれど、その「精神的な負担」については、ちゃんとポールにも分かって欲しい。
そんな思いがあって、漢字を読めないポールには「できない」と分かっていながら、「自分でやって」と言って怒ってる自分が嫌になる。
そんな時でもポールは絶対に言い返さない。
悲しい顔で、「わかった」と言うだけ。
・・・、そうわかっていながら、きつい嫌味を言った後で後悔して謝る私に、私の不機嫌さを朝から察知していたポールは、「掃除機もかけたし、洗濯もしたのに、何を怒ってるの?」と思っていたとこのこと。
「不機嫌になってる理由を教えてくれて良かった。理由が確定申告のことだと分かってほっとした」、と。
国際結婚で、どちらかの母国に住んでいる場合は、どうしても夫婦の負担がフェアじゃなくなる。
私の場合は母国に住める最大のメリットがあるけれど、経済的なことや生活に付随する手続きはすべて引き受けなければならない。
外国人のポールが日本で働くより、日本人の私が日本で働く方が、あらゆる面で合理的・・・とそれを分かった上で、配偶者に頼りきりたいところをぐっと我慢。
分かっているはずなのに、八つ当たりしてしまうワタシ、我ながらトホホ。。。
数年前に離婚したある芸能人カップル。
美人女優と野獣タレント。
離婚理由のひとつに挙げていたのが、「突然、夫が不機嫌になることがあって、どこに地雷があるかわからないから、いつも怒らせないようにびくびくしてた」。
言わなくてもわかって欲しい、察して!、と、理由を言わずに自分の感情のままにポールに八つ当たりするたびに、このエピソードを「戒め」として思い出す。
日本人どうしでもこういうことがあるのだから、国際結婚に以心伝心なんて無理。
言いたいことは、はっきり言う。
言わない方が罪。
そんなことがあったにも関わらず、今日もキッチンでとびっきりおいしいディナーを作ってくれてるポールを見ながら大いに反省。
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