「ハングルを学んで8年になる。学ぶほどに本場で学びたいと思う気持ちが強くなり、昨年12月、意を決して3ヵ月の留学のためソウルへ旅立った。」・・・で始まる、今朝の北海道新聞朝刊の、女性だけの読者投稿欄「いずみ」を夢中で読んだ。
「ソウルのかゆ」というタイトル、61歳・主婦の投稿。
自分の年齢や昨今の日韓関係の悪化を懸念しながらも、理解のある夫と子供たちに支えられ、念願のソウル留学を果たした女性が、充実した留学生活を振り返り、出会ったすべての人々への感謝の気持ちを綴ったもの。
心温まる内容にジーンと来たのはもちろんだけれど、中でも印象的だったのは、「毎日の勉強に追われ、頭がしびれるほど夜中まで勉強した」、というくだり。
「頭がしびれる」という言葉が、ちょっとやそっとの勉強じゃなかったことを物語る。
なんて素晴らしい。
還暦を過ぎてなお、この向学心、向上心。
この投稿を読んで、40代半ばで英語の通訳学校で勉強し始めて、「せめてあと10年早く勉強を始めておけばよかった」と後悔ばかりしている私の目が、思いっきり覚めた。
同じ女性の大先輩として大いに見習いたいと心から思った。
そして、この言葉に刺激されて、20数年前の果たせなかった夢を思い出した。
高校生の頃から、夢は海外留学。
「ビバリーヒルズ青春白書」に夢中だったころに思い描いていたのはもちろんアメリカ、英語圏。
できることなら奨学金をもらってアメリカの大学に進学することを夢見ていたけれど、実力がまったく伴っていなかったことと、当時は、海外の大学出身という肩書きが一般的にはあまり認められていなかったこともあって、日本の大学に進学した方が就職の時に圧倒的に有利という理由で見送り。
1年間の浪人時代を経て日本の大学に進学してからは、大好きな語学、フランス語を専攻。
大学時代に親の援助を受けて、数ヶ月のフランス留学は果たしたものの、英語圏に留学の夢は果たせないまま。
その後、最初に就職した会社を2年もしないうちに辞めた理由も、またしても『留学』。
親に「会社を辞めたい」と話したところ、「夢の『留学』を果たすまでは、何をやっても地に足がつかないのだろう」と言われ、会社を辞めることは、あっさり認めてくれた。
ただし条件付で、「実家に戻って一緒に住むのはいいけれど、経済的な援助は大学生までで終わり。もう社会人なんだから、アルバイトでもなんでもして留学費用は自分で捻出しなさい」、との厳しい制裁。
結局、入社して2年もしないうちに会社を辞めた私に、数100万円は必要な留学費用などあるわけもなく、地元・北海道で仕事を見つけて、今に至る・・・というわけ。
結果、ラッキーなことに、仕事でもプライベートでも、充分恵まれた生活を送っているけれど、高校生の頃からの英語圏への『留学』の夢はいまだに果たせていない。
実生活においても「英語」が何より必要な身になって、ますます勉強したい気持ちが高まっている。
正直なところ、その気持ちは、学生の頃をはるかに上回る。
そんな中、投稿した女性のように、「留学して頭がしびれるほど勉強」できる可能性が、この先の人生にまだ残されていると思うと胸が高鳴る。
生活もあるし、仕事をしながらだと厳しいけれど、無事「定年」したアカツキには、自分へのご褒美として英語圏に留学して、「頭がしびれるほど英語を勉強する」のが今の私の夢。
ポールと一緒にイギリスに行けたら鬼に金棒。
ロンドンの大学に入学が許可されて勉強できたなら最高。
20数年来、果たせていない『留学』の夢。
夢に向って、あと10数年。
夢を叶えられなかった年数より短い・・・という現実にクラクラするけれど、投稿の刺激を受けて、その夢が叶うまで、私の人生は絶対に終われない、いや、終わらせない、と心から思った次第。
読んでいただけたら、
↓
人気ブログランキングのクリックをポチッとしていただけると嬉しいです。
ついでに、わんこ好きの方は、
↓
にほんブログ村ウエスティのクリックもポチッと!
コメント
初めまして(^ ^)
私も刺激を受けましたわ(笑)
せっかく英語が常用後のフィリピンにいますから、しっかり英語を習おうと!!
それから、フィリピンの子供たちとも交流したいので(小さい子はさすがにまだ英語は習っていないから)タガログ語も勉強しようっと♪
頭がしびれるほど、果たして勉強できるのか!!!