今日は久しぶりに「通訳」の仕事があった。
といっても、今の実力では、とてもとても「通訳」という言葉を自分に使ってはいけない思うので、「通訳」のお手伝いの仕事だった、と言った方がいい。
頼まれたのは1週間前で、それからは自分なりに自分でできる限りの準備をしてきた。
そうして、なんとかやり終えたけれど、いつも通り激しく凹んだ。
緊張で簡単なこともスラスラと出てこないし、メモも取れない。
さすがに聞き返されたりすることはなかったけれど、自分でもかなり拙かったことがよくわかる。
相手にはバリバリのプロの通訳の方がついていて、こちらは通訳の卵の以下の以下。
10名以上の会議参加者の中には、私よりも英語が堪能な方々もたくさんいたはず。
そんな中での通訳のお手伝いだからこそ、拷問。
適切な表現ではないけれど、自ら「公開処刑」を望んだようなもの。
そのたびにいつも思う。
どうして引き受けちゃったんだろう。
賢い人なら最初から引き受けない。
こんなに恥ずかしくて辛い思いをするくらいなら、自分の実力を見極めて、最初から断ればよかった。。。
自分の「ふがいなさ」に、心の中で泣く、号泣。
自分の英語が完璧だと思えるようになったら、その時にこそ、引き受けるべき・・・、と。
ただ・・・、自分の英語が完璧だと思えるようになることなんて、たぶんこの先、一生訪れない。
だから、せっかくの機会を断っていたら、一生こんな経験も得られない。
幸いなことに、今の会社の人たちは本当に優しい。
それこそが本当は一番怖いと思えなくもないけれど、紳士的というかなんというか、拙い私の通訳にも、「酷かった」と罵倒するなんてことは一切なく、「いつもありがとう」と労ってくれる。
だから、思わずそれに甘えてしまうけれど、だからこそ、今のままじゃダメだ、お礼を言われるに値しないから、また頑張ろう!、話者に恥をかかせないように、今度はもっとしっかりできるように頑張ろう!と心に誓う。
先週行った、ハリーポッターの翻訳者として有名な松岡 佑子さんの講演会の中での言葉を思い出す。
かつては会議通訳者だった松岡さん曰く、「会議通訳者は、いくつかの会議をダメにして成長する、と言われています」。
通訳に限らず、仕事に失敗は付き物。
「失敗したところでやめてしまうから失敗になる。 成功するところまで続ければ、それは 成功になる」 松下幸之助 。
失敗を恐れて逃げ続けていたら、成長は止まる。
そう思って、早速、本日の反省を胸に、久しぶりのTOEICと、前回受験した時にあまりのレベルの高さから、一生受かることはないと確信したはずの英検1級に申し込み。
本当に懲りない人間だな~と、思いながら。。。
たぶん根っからのド「M」気質。
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コメント
はじめまして。
camelliajapanと申します{ドキドキ}
ブログを読ませていただき非常に共感しました。
私の場合、数年前に気軽にひきうけた通訳のお仕事で
かなり自己嫌悪に陥り、そのトラウマから抜け出せずにいました・・・
で、昨年、また通訳の依頼が。
なぜか引き受けてしまった自分がいます。
きっとリベンジしたかったんだと思います。
以前とはフィールドが違いますが、でも自分の成長のためにも
やってみようと。
ぜひまたブログ読ませてくださいね。
未熟者の私なので、いろいろ勉強させてください。
よろしくお願いします!