お盆の帰省に合わせた高校の同窓会。
2年前に大規模な同窓会があって28年ぶりに再会して以来、交流が一気に活性化。
フェイスブックのお陰で連絡が取りやすくなったこともあって、定期的に集まるように。
人数の多い高校だったから、高校時代はお互い名前を知っているくらいで、話をしたことがない人も、同学年というだけで、その場に行けば、すぐに自然と昔からの友達のように打ち解けられるから不思議。
お互いの声が聞こえないほど、みんなでしゃべって、飲んで。
楽しかった。
本当に楽しすぎました。
高校時代は、子供だったから全然よくわかってなかったけれど、いわゆる進学校だったから、医者や弁護士、大学教授の子供がザラ、という環境。
天才的に、いや、「神秘的」なくらい頭がいい子もいて、テストのたびに自分と比較しては激しく落ち込んだ。
勉強は中学校まではすべてが順調だったけど、高校で初めて挫折。
どんなに頑張っても、絶対にかなわない相手がいるということを知り、どう悩んでも解けない難しい問題を、いとも簡単に易々と解いてしまう同級生がいることに驚愕した。
しかも勉強だけじゃない、絵や彫刻のような美術系、歌や楽器の演奏のような音楽系、陸上やスポーツ競技のような体育系、どの分野でも、とてつもなく「デキる」子がたくさんいた。
そんな中で、「勝ち組」、「負け組」があるとしたら、私は、完全に「負け組」だと認識していたから、高校時代は、静かで目立たないショボい子供だった。
どんなにもがいても「負け組」から這い上がれない自分が、辛くて卑屈になっていた。
そんなことを同級生と話していたところ、興味深い話を聞かされた。
その同級生曰く、「いわゆるデキのいい同級生たちは、中学生の時に、親や周囲に言われて、すでに高校2年生くらいの勉強は塾で終わらせていたはず。高校に入学したときに、よーい、ドン!で、みんな揃って高校の勉強を始めたと思っていたら大間違い。そういう子たちとは、入学時点で2年くらいの学力の差がついてる。天才とかそういうことじゃない。要は、弁護士や医者になるというのはどういうことか、どのくらいの勉強が必要なのかをちゃんとわかっていて、そう導いてくれる人が周囲にいたかどうかだ」、と。
当時を思い起こせば、確かに私は高校合格がゴールで、そこで満足していた。
親も合格したことを心から喜んでくれていたし、塾も学校も、「合格する力はあるから、高校2年生までの勉強をいまのうちに終わらせておきなさい」、なんてことは誰も教えてくれなかった。
そうか、進学校って、そういうところだったんだ。
「知らなかったの?!」と同級生。
本当にぼんやりした高校生だったんだな~、と今更ながら。
今じゃなくて、15歳の頃にこのことを知っていたら、人生全然違っていただろうな~。
たくさんの優秀な同級生たちと話していると、今でも勉強になることがたくさんあって、行くたびに刺激を受ける。
すでに次回が待ち遠しい。。。
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