夫の国、イギリスで、日本のことがどんな風に伝えられているのか気になるので、「英国ニュース」というサイトをよくチェックしている。
今回気になったのは、最近の記事、「インディペンデント」紙の電子版で、「日本において男性が占める割合が圧倒的に多い職業の一つとしてすし職人を取り上げた」、との内容。
同記事は冒頭で「「男女平等という点においてはあまり芳しくない評判を持つ日本では、女性を立ち入り禁止とする職場がある」と紹介。
そうした職場の一つがすし職人であると述べた上で、「男性よりも体温が高い傾向にある女性が握ったすしは味が落ちると信じられてきた」と伝えている。
そんな風に信じられていたなんて、知らなかった。
確かに変てこな話。
男性だって、体温が高くて、手汗べっちょりの人だっているだろうのに。。。
とはいえ、現実として、私も、40年以上日本に住んでいるけれど、いわゆる「寿司店」で、女性が握ったお寿司を食べたことがない。
それを「どうして女性はお寿司を握らないなんだろう。不思議」、と思ったことすらなかった。
そういう無意識のうちに男女不平等を受け入れている領域が、いたるところに自然にあるところが、「男女平等という点においてはあまり芳しくない評判を持つ日本」、と言われる所以なのかもしれない。
以前働いていた会社では、製造現場に、「女人禁制」と大きく書かれ、女性が立ち入ることを許されない場所があった。
社員研修でその場所を訪れた時も、女性社員だけは外で待っていた。
今から20年以上も前のことだから、もしかしたら今は変わっているかもしれないけれど。
当時は、「差別ではなく、伝統」、という感じだったし、自分でも「神聖な場所」だからなんだと素直に受け入れていて、「どうして女性は入っちゃダメなの?」なんて思わなかった。
男女平等・・・、社会人になって20年も経つと、いやでも日々いろいろ考えさせられてしまう。
とっても難しいテーマだと思う。
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