オリンピックの憂鬱

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国立競技場のゴタゴタに続いて、エンブレム。

国をあげて盛り上げようとしている2020年の東京オリンピックは、ジョークかと思いたくなるくらい最初からつまづきっぱなし。

オリンピックの顔になる、そのどちらもいったん白紙なんて、前代未聞。

ホスト国として、恥ずかしい「失態」の連続。

しかも責任の所在が曖昧で、誰も責任を取らず、関係者たちの、あたかも他に責任があるかのような発言にはうんざり。

これらの「失態」により無駄になる支出に巨額の税金が使われるのかと思うと本当にぞっとする。

週刊誌などの情報によると、国立競技場については、正式に「白紙」を表明した数日前の「有識者会議」で、“全員一致”のゴーサインが出ていたという。

多様な分野を代表する人たちが専門的で幅広い知識と視点をもとに議論をして、意見をまとめるのが“有識者会議”のはずなのに。

エンブレムについても、組織委が使用中止の決断を下したのは、盗用疑惑を否定したわずか数日後のことだ。

いったい何が起きているんだろう。

ここからは本当に勝手な個人の感想だけれど、

いわゆる”有識者”や”組織委”の議論は本当に尽くされていたのだろうか?と素朴に疑問。

日本人は、よく会議が下手だと言われている。

大多数の日本人は、会議で自分の意見を堂々と主張するのが苦手。

会議の人数が多くなればなるほど、ただ下を向いて黙っている人が多くなる。

会議に参加することだけで責任が生じるのに、逆に責任や負担が分散するように思われてしまいがちだから、たとえ賛成じゃなくても黙り込む。

まして、発言力のある人が会議をリードし、流れを決定づけている場合は、すべてお任せ。

相次ぐ大手企業の不祥事の裏側にも、そんな上層部の会議の様子が目に浮かぶ。

「国際会議において有能な議長とはどういう者か。それはインド人を黙らせ、日本人を喋らせる者である」
(早坂 隆 著:世界の日本人ジョーク集) というジョークがある。

日本人の会議での寡黙さは、国際的にも有名な話になっている。

これからもオリンピックに関する数々の決断が、形式だけの「会議」でなされることを思うと、憂うばかり。

2度あることは3度あるになりませんように。

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