日本語もわかる夫のポールと、夫婦で英語で話している分にはまったく問題ないけれど、ヒト様のお役に立つためには、英語がダメ過ぎると感じて、週に1度の通訳レッスンに通いはじめてから丸2年が経った。
本当に通って良かったと思っている。
何より現役通訳者の先生の指導が有難い。
最初はその厳しさが辛かった。
なんで高いお金払ってまで、こんなにつない目に合わなくちゃならないんだろうと何度もくじけそうになった。
レッスンでは、名前を呼ばれて生徒の前に立たされ、通訳をしてみせて、そのできなさに恥をかき、さらに先生から厳しい指摘を受ける。
大人になってから、ここまで厳しく注文をつけられたのは初めてで、いまだにレッスン前は緊張から必ずお腹を壊す。
レッスンのたびに激しく凹んで、悔しくて、情けなくて。
今までの自分の英語なんて、とてもじゃないけどヒト様のお役に立てるような、ちゃんとした英語じゃない、と痛感。
慌てて、英検やTOEICにも再挑戦。
勉強のため、家にいる時に日本語は封印。
ポールと話す時は以前は日本語と英語のちゃんぽんだったけど、今は必ず英語を使うことにして、朝も夜の日本語のテレビ番組を見るのは一切やめた。
朝はBBCのニュース番組を、夜は字幕なしの海外ドラマのみ。
その甲斐あって、少しずつだけど頭の中の英語の回路が変わってきた。
具体的にいうと、こうしてパソコンに向かって日本語の文章を書いていても、同時に耳に聞こえてくる英語のテレビ番組の内容が、たとえまったく注意を向けていなくても、日本語と同じように自然とわかるくらいになってきた。
英語を習得する方法は、スポーツや楽器を練習してうまくなる方法と同じだと思う。
ただひたすら、繰り返すこと。
「1日練習をさぼると取り戻すのに3日かかる」。
それと同じで、英語も、「聞く、話す」、を何度も何度も繰り返して、頭で考えなくても自然と意味がわかるようになり、口から出てくるようになるまで繰り返して、身につけるしかないと思う。
英語の習得に必要なのは、「く・り・か・え・し」。
だから、どんなに素晴らしい教材をそろえたとしても、急に短期間で英語がうまくなる・・・なんてことはありえない。
急にうまくなったとしたら、それまでに充分な下積みがあった上でのこと。
試験前の一夜漬けのような「短期型記憶」は、覚えてもすぐに消えてしまうけれど、繰り返して身に着けた「長期型記憶」はずっと保持し続けることができる。
今日も明日も、日々、ただひたすら繰り返し。
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