今日の通訳学校のレッスンは、いつもの厳しい日本人の先生ではなく、今回初めて担当するネイティブ講師だった。
この通訳学校では、月に一度、ネイティブの講師が担当する。
その講師は同じ人ではなく、毎回変わる。
いろんな国のネイティブ英語を聞くこともレッスンのひとつ。
今日の講師は、40代中盤の背の高い陽気なアメリカ人男性だった。
凄かった・・・。
何が凄いって、とにかくエネルギッシュで、90分間のレッスン、最初から最後まで超・ハイテンション。
耳をつんざく大きな声、大げさな身振り手振りで、レッスンを盛り上げよう、生徒を楽しませようとしている姿勢は非常に好感が持てるので、生徒も引き込まれる。
レッスンを受けながら思った。
多くの人が思い描く、アメリカ人のイメージはおそらく彼のような人なのだろう。
明るくて元気いっぱいで、超ポジティブ。
翻って、イギリス人オットのポール。
英会話の講師になって10年以上経つけれど、彼のスタイルはまったく違う。
動と静、陽と陰で例えるなら、アメリカ人のスタイルは、動で陽。
イギリス人のポールのスタイルは、静で陰。
なので、そのポールの「静で陰」なスタイルを気に入ってくれて、英会話教室開設以来10年以上継続して通ってくれている生徒さんや、家族のことや仕事の悩みなど「人生相談」に来るような気持で通ってくれている生徒さんも多い。
その一方で、「今まで教えてくれた先生たちはポジティブで、みんな日本が大好きなのに、ポールさんは日本に対して文句ばっかりで、そうじゃないみたい」、と指摘を頂いたことがある。
ポール曰く、「自分は、数年滞在して日本を離れる旅行者じゃない。数年間滞在するだけなら、日本を絶賛して母国に帰ることもできるけど、日本に住んでいるからこそ、日本人と同じように、国のことを真剣に考えているだけで日本が嫌いなわけじゃない」。
「権威や既成概念を常に疑ってかかる姿勢、物事を斜めから見たり、何事にも延々と文句を言う」というのが、イギリス人のお国柄、あまのじゃくな資質。
このレッスン・スタイルの違いについて言うなら、私にはアメリカ人の先生の超・ポジティブでエネルギッシュ過ぎるレッスンは、子供を相手にしているみたいで少々辛かった・・・。
完全な好み、相性の問題だけれど、身内びいきを覚悟で、イギリス人のポールの「静」なレッスン・スタイルに一票。
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