うっかり・・・

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今日は午前中、１２時ギリギリまで仕事の打ち合わせをしていた。

いろいろ煮詰まって、絶望的な気持ちになり、どうしよう、どうしよう・・・と考えて、頭が疲れてきたので、ひとりでランチに外に出た。

こんな時は大好きなスープカレーで栄養補給。

キリリとした辛さで、心身をリフレッシュ。

寒くて外を歩きたくなかったので、近くのファッションビルに地下伝いで行き、最上階の飲食街にあるスープカレー店を選んだ。

野菜たっぷりのスープカレー。

ランチにはちょっと高かったけど、たまにはいいかと奮発。

いろんな考え事をしながら、美味しくいただいて、店を出た。

・・・すると、その直後に、お店の方が私の後を追いかけてきた。

手には伝票。

「お客様、お支払いがまだ・・・」。

一瞬、なんのことかわからず、「えっ、あれっ、私、お支払いしていませんでしたっけ？！」。

そのお店はおしゃれなオープン・スペースの造りで、支払いのレジが真ん中にあって、そこを通らずとも出入りができる。

私の席の後ろには、壁はなく、観葉植物がいくつか置いてあるだけ。

深く深～く考え事をしていた私は、支払いのことをすっかり忘れて、食べ終わると、伝票をテーブルに残したまま、レジを通らず、観葉植物の間をすり抜けてふらふらと店の外へ。

しかも、店員さんに、「支払いがまだ・・・」と言われても、一瞬、なんのことだかわからなかった。

まったくもって故意じゃない。

ただただ本当に、考え事をしていて、ぼーっとしてしまっていただけ。

出口にレジがあるお店だったら、そこで支払いに気づいて、伝票を取りに戻るから、そんな失敗絶対しないと断言できる。

慌てて支払いを済ませたけれど、いい大人が恥ずかしいったらもう。

あやうく「無銭飲食」で逮捕されるところ。

思い出すのが、某テレビ局の有名プロデューサー。

超人気番組を手掛け、絶頂の頃に、なんと「万引き」で逮捕されていた。

「事件が起きたのは、会社から10分足らずの東京・渋谷にあるバーゲンセール中の衣料店。男性が、持っていたビニール袋にTシャツやマフラー、ストールなど4点、7300円相当の品物を入れ、万引きしたところを店の警備員に発見され、警察に引き渡された」、というもの。

有名プロデューサーは当時50代前半。

その男性に7,300円相当・・・なんて、リスクを覚悟で万引きするような額じゃない。

だから、万引きなんてするはずがない、ぼんやり考え事をしていたか何かだったんだろう、と思ったのが当時の記憶。

そのことを思い出したけれど、もはや人の心配をしている場合じゃない。

本当に危ないところだった。

「札幌の40代女性会社員。無銭飲食で逮捕」なんてことになったら立ち直れない。

しかも、ふと我に返って支払いの時に、「無銭飲食しようと思ったわけじゃないんです。本当にぼーっとしてただけで、このファッション・ビルの常連なので怪しいものじゃないです」と言いたいがために、毎度利用している会員カードを提示して、５％割り引いてもらってしまった。

いやいや、カードを提示して割り引いてもらうどころか、迷惑料として多く支払うべきだったと、とっさの行動を大いに反省。

もちろんお酒を飲んでいたわけでもないし、完全シラフ。

一瞬、自分でも何か悪い病気かと思ってしまった。

考え事って本当に怖い。。。気を付けねば。

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