知行合一(ちこうごういつ)

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私は学生の頃、すべての教科の中で、国語が一番苦手だった。

特に現代文。

大学受験のセンター試験で必要な点数が取れず、一浪が決定したのは国語が足を引っ張ったからだ。

その後は、もっぱら受験テクニックに走った。

現代文の読解問題で、自分でちゃんと読み込み、内容を理解して解答すると必ず間違える。

だから、私が国語の点数を人並に取るには、正攻法でなはく、「消去法」など内容の解釈とは程遠い、点数を取るためだけの邪道なテクニックで解答を導き出すしかなかった。

そんなこんなで乗り切ってきた受験国語。

大学に入学してからは国語にグッバイ。

フランス語と英語、ただひたすら外国語の習得に明け暮れてきた。

だけど、今になって、国語、日本語をもっとしっかり勉強しておけば良かったと思い知らされている。

先日の宴会で、何かの話題になった時に、タイトルの四字熟語、「知行合一(ちこうごういつ)」という言葉が大先輩の口から出てきた。

ひとりの女性が大いに反応していたけれど、恥ずかしいことに私はこの言葉を知らなかったため、大変失礼なことに、「下ネタ」でも言って盛り上がっているのだろうと、完全スルーしてしまった。

後になって、「知行合一」とは、「知識や耳学問で、物事を知ったかぶり判断するのではなく、実際に体験し、実践をかさね、工夫し鍛錬してはじめて物事を真に理解できる」という考え方なのだと知った。

なんと素晴らしい!

そんないい話だったんだ!

周囲に、「この言葉、知ってた?知らないよね?!」と聞いてみたら、みんな当たり前のように知っていたのでショックだった。

最近は日英通訳の勉強に夢中になってたけど、日本語もできないのに通訳などできるはずもなく。

もし通訳している場面で、「知行合一」という言葉が出てきたら、私はいったいどうやって英語に訳していたんだろう?!と思うとゾゾッ。

これは氷山の一角であって、自分の知らない日本語がたくさんあると思うと気が遠くなる。

日英通訳をしている方が、詩を読んだり、和歌を習ったりすると聞く。

日本語の力を研ぎ澄ますためなのだそうだ。

英語よりも先に、まずは日本語の理解力。

やるべきことがまだまだいっぱい。

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