時間の感覚

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先週から１週間、我が家に滞在していたニュージーランドからの友人４人組。

今朝、無事に北海道滞在を終え、タイ航空にてバンコク経由で次の目的地、イギリスに向かいました。

彼らの旅行は１週間の日本滞在で終わりではなく、この後、イギリスに１２日間滞在、その後２組に分かれて、さらに香港、シンガポールで、それぞれ４日ずつの旅行を予定しているのだとか。

わずか１週間～１０日間の旅行が限界の日本のサラリーマンを思うと、なんとも優雅なバカンスで本当に羨ましい限り。

今回、彼らと１週間、濃密すぎる時を過ごして思ったこと。

いわゆる、その「ゆったり」感。

英語で言うと、レイドバック、とでも言いましょうか・・・、まったくあくせくしない。

常にゆったり、のんびりマイペース。

日本で生まれ育った私とは、時間の流れる感覚が違うというかなんというか。

彼らと一緒にいると時間を気にする自分が、「心の狭いアホ」に思えてきます。

日ごろ、マイペース過ぎるポールにイライラすることも少なくないけれど、スケールが違う。

ポールなんて、まだまだマシ。

今朝も、空港に行く前のホテルの朝食バイキングにて。

空港へ向かうシャトル・バスの出発時間１５分前だというのに、朝食会場でゆっくりコーヒー、ゆっくりお茶。

さあ、立ち上がろう、と思うと、

「さぁ、２杯目のコーヒーでも飲みかすか」、とひとりが「おかわり」に行けば、

その数秒後にはもうひとりが、

「私も、２杯目の紅茶飲もうかな」、と、バイキング・コーナーへ。

いや、もう、あの、そろそろ、ロビーで待機していないと・・・、とハラハラする私をよそに、

もうひとりが、

「僕もコーヒー、もう一杯飲もうかな」って、

えっ、今からですか？！っていうくらい、ゆったり、のんびり。

今回、ニュージーランドからゲストを迎えるにあたって、私が最も気を付けようと心がけていたのは、「あくせくしない」こと。

せっかくのバカンスなのに、私が、「早く、早く」と焦らせてしまったら、楽しみも半減。

だから、今回のメインである彼らのペースで、が基本。

とはいえ、チェックアウトの時間や、空港行きのバスの時間には、守らなければならない決めごとというのがどうしてもあるわけで、私としては、ハラハラ、ドキドキ、気になって仕方がない。

彼らのように、時間を気にせずいつでものんびり生活できたら、きっと、精神的にはとっても「楽」なんだろうな～、とつくづく。

人に迷惑をかけないために、心配をかけないために、常に５分前行動は美徳のひとつだと思ってたけれど、なんだか今回ばかりは、本当に自分が「せっかち過ぎてゆっくり時間を楽しめていない人」に思えて仕方がなかった。

人生、ゆったりのんびり過ごした方が、精神的には絶対にいい。

本当に羨ましい限り。

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