「できない」、「わからない」って言わない

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3年前から毎週通っている通訳学校は、社会人になって、ずっと前に教えられたことを改めて教えられることが多いことに気づく。

学んでいるのは単に通訳のテクニックだけじゃなくて、通訳という仕事に対する向き合い方。

たとえば、仕事を頼まれた時、たとえ苦手な分野でも「できない」って絶対に言わないこと。

とにかく時間があるなら未知の分野でも徹底的に調べて、背景を勉強して、専門用語を覚えまくってチャレンジしてみること。

それが次につながるのであって、やってみる前に、一度でも「できない」と言ったら、その分野の仕事は二度ときませんからね、という教え。

そして、レッスン中に、「わからない」って言わないこと。

先生に当てられて、「わかりません」、と答えても、「もう一度最後に当てますから、他の生徒さんの答えを聞いて、ちゃんと自分の答えを考えておいてくださいね」、と言われて、決して逃れられない。

それはもう普段の生活とはかけ離れた緊張の連続で、「自分の頭で考える」ことをひたすら求められる。

とにかく、やれるところまでやってみろ!

英語圏では、この「自分の頭で考える」ことこそがとても大切なのであって、「なんとなく」は許されない。

イエス・ノーをはっきり答えて、その理由を自分なりにきっちり説明できることがあらゆる場面で求められる。

大学卒業後に就職した最初の会社で、「できません」、「わかりません」は会社で言うな、と先輩から言われた。

そこで思考停止することなく、「どうやったらできるのか」を考え、「わからない」なら調べて「自分の頭で考えろ」、と教えられた。

社会人になって20年以上が過ぎた今、改めて、同じ指導を受けている。

事と次第によっては、私ももちろん、「できない」、「わからない」ということがある。

でも、その本当の意味は、「できない」じゃなくて、自分の主義主張に合わず納得できないから、「やらない」、のであり、「わからない」じゃなくて、「興味がなくて、知ろうという努力もしない」ということで、そこには明確な理由があると自分なりに分析している。

だから、よっぽどの理由がない限り、よっぽど理不尽でない限り、先輩たちの教えを守り、仕事でも通訳でも、「できない」、「わからない」って言わないようにしている。

日々是勉強。

※本日の写真は、お友達わんこのウェスティ・冬馬くん、ジャックラッセルテリアのグリちゃんにご協力いただきました。

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