先日、英語通訳のレッスンで、ボイストレーニングを受けた。
英語じゃなくて、日本語の。
ボイストレーナーの先生が、ひとりひとり、「日本語」の発声や滑舌、発音をチェックしてくれた。
英語の勉強をしていると、どうしても日本語がおろそかになりがち。
私自身、長い間ずっと、いわゆる「通訳」のイメージであり、憧れを抱いていたのは、日本語から英語の通訳だった。
ネイティブ並みに英語を自在に操ることこそがゴールで、今も努力を続けている。
だがしかし、本当に難しいのは英語から日本語への通訳だと教えられた。
頭の中で意味を理解しても、咄嗟に正しい日本語が出てこない。
もちろん日本語から英語の場合もそれは同じだけれど、先生曰く、「日本語から英語に通訳する場合は、正しい英語がわからない人も多いから評価は3割増し。多少間違えようが発音が悪かろうが、余程酷くなければクレームは入らない。だけど、英語から日本語の通訳の場合は、みんながわかるわけだから、変な日本語は問題外で、聞き取りにくいとかわかりにくい話し方をしただけで、すぐにクレームが入りますからね」。
日本だけで英語を勉強した場合、日本語から英語への通訳は、どう頑張っても帰国子女には敵わない。
血となり肉となっていないわけだから、発音の正確さも違うし、言葉としては通じても、文化的な背景やニュアンスの違いまではわからない。
勝負に出るなら、英語から日本語への通訳だ。
自国の文化を背景に、いかにキレイでわかりやすく、聞きやすい日本語を話せるか。
先生にも滑舌の悪さを指摘され、発語の出だしが「暗い」と注意された。
自分の話し方を録音して聞くようにと言われ、やってみると確かにその通り。
以来、私は日本語に気をつけている。
まずはじめたのが、新聞の音読。
かれこれ2週間、毎朝30分、朝刊の気になる記事を音読している。
新聞に載っている文章は、吟味に吟味を重ねられたもの。
明快で簡潔な正しい日本語。
これを声に出してモノにする!のが今の目標。
今更ながら日本語の上達に時間を費やしている今日この頃。
通訳の勉強に終わりなし。
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