2005年10月に始めたこのブログ。
当時は、「ブログ」という言葉自体あまり一般的に浸透していなくて、自分が書いたことや写真が瞬時に全世界に発信されるという驚愕のツールに魅了された私は、「ブログって知ってる?「ウェブログ(WebLog)」の略称で、ホームページのひとつの形なんだけど、やってみるとすごく面白い!」なんてことから話を始めてた。
以来10年以上、ほぼ毎日欠かさず更新している。
当初は国際結婚のこと、そしてバブーが我が家に来てからは、すっかり「わんこブログ」に形を変え、ここ数年は英語の話も増えてきた。
自分と自分を取り巻く人や環境、10年分の歴史が「ギュッと」、じゃなくて、「詳細に」、時に「冗長に」詰め込まれてる。
だから時々、お酒をチビチビ飲みながら、こんなこともあったな~って、過去を懐かしく振り返ったりしてる。
自己満足以外の何ものでもないと思っていたけれど、先日、このブログに度々登場している親友のミチコから夜に突然、写真入りの過去記事(←記事はココをクリック)がLINEで送られてきた。
昔の記事を見ていたら、たまたま自分が出ている記事を見つけたそうで、「このブログは、自分にとっても過去を振り返るのに最適。楽しい思い出が蘇ってきて、しばし感傷に浸ってみた!これからもブログよろしくね」とコメントが。
たまたまその日が、ミチコのお父さんが亡くなった祥月命日の前日だったらしく、うちの父が2010年の年明けに亡くなった時の記事「父との別れ」(←記事はココをクリック)も合わせて読んで、思わず泣いてしまった、と。
父がいないことは今でも寂しいけれど、7回忌を終え、家族の傷も時間とともに癒されて、ようやく冗談混じりに涙なしで話せるようになってきた。
だから、もう大丈夫だと思っていたけれど、改めて自分が書いたその時の記事を読むと、詳細なだけに昨日のことのようにはっきりと思い出されて、やっぱり泣けた。
「父が急死しました」で始まるその記事。
書いていた時の気持ちが鮮明に蘇る。
たかがブログ、されどブログ。
10年以上も続けていると、人生にいろんなことが起きる。
年数を重ねるほど、大切なものになってきた。
そんなことを思う今、たまたま某ブログサービスの会社からサイトの「引っ越し」のお誘いを受けている。
条件がいいので引っ越しを検討しているけれど、10年の重みがあってなかなか決断できない。
「もし万一、データの移行に失敗して、過去のデータが全部消失してしまったら」、と思うと怖くてできない。
今の技術を持ってすればそんなことはないのだろうけれど、何事も予想しないことは起きるもの。
ただひたすら徒然なるままに日々を綴っているだけのブログだけれど、自分の中でとっても大切なものになってきていることに気づいた。
ブログには、私自身と私に関わってくれた人たちの歴史がある。
歴史が詰まったブログを、条件がいいからと他のブログサービスに引っ越しするべきか否か、悩む。
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