この数週間、ずっと体調が悪かったポール。
本人は、ただの「風邪」だと言って病院にも行かなかったけれど、食欲がなく、ほとんど食事もしていなかったから、3週間で10kg以上体重が落ちてしまったらしい。
それを聞いてびっくり。
3週間で10kg以上も体重が落ちるなんて異常でしょ?!
聞けば、体調の悪さは私が思っていたよりもずっと酷く重かったらしく、具合の悪さがピークで、寒気と震えで夜7時にベッドに入った時には、「このまま、目が覚めることはないかもしれない」と、死の予感がした日が数日あったのだという。
そこまで酷かったとは、まったく思ってもいなかったけれど、ポールの父親は46歳で、祖父は52歳で亡くなり、いずれも短命だったから、血筋から言って、なんとなく本人も自分の人生はそう長くはない、と日ごろから思ってるフシがあるので、それほどまでに体調が悪いなら、そう思っても仕方がないような気がする。
そんな風に「死」を意識する体験をしたせいで、回復に向かう今、ポールは大いに変わった。
とにかく優しい。
尋常じゃないくらい優しい。
一日に何度も”I Love You”とハグをする。
英語圏の人たちにとって、”I Love You”は挨拶代わりみたいに思っている人もいるかもしれないけれど、実際は違う。
そう気軽に言わない、言えない言葉。
昔、このことをブログに書いたことがあるな~、と思って探してみたらもう10年近く前の記事「『I love you』の重み」(←ココをクリック)と題して書いていた。
だから、正直に聞いてみた。
「一体何があったの?どうしたの?」。
ポールはこう言った。
「もう死ぬかもしれないと思ったから、それ以来、今の、この生活がすごく大切で有難いものに思えて、感謝する気持ちが強くなった」。
臨死体験は人生観を変えるという、あのアレだ。
今朝は、「グッド・モーニング!ビューティフル!」と、満面の笑顔で言われた。
正直、ビビった!
ここまで来ると笑えない。
まさか、頭まで?!
やはり今回は重病だったのだと、オットの変化を知って、改めて今気づく。
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