10歳になった我が家のバブー。
食欲も旺盛で、雪の中を転げまわって、元気いっぱい、健康そのもの。
目も歯も耳もまったく問題なし。
小さい頃は腫瘍ができて手術もしたし、よく黄色い胃液を吐いたり、膀胱炎で血尿が出たりして、そのたびに病院に駆け込んだものだけれど、ここ数年は大きな病気も一切なく、むしろシニア犬になってからの方が健康状態は安定。
義務付けられている狂犬病とワクチンの注射以外、病院に行くこともほとんどない。
たくさん可愛がられて毎日の~んびり。
愛犬が元気で病気の憂いなしというのは、本当に幸せなことだと思う。
今日聞いた友人の話は強烈だった。
40代の子なし・共働きご夫婦で、愛犬はマルチーズの親子が3匹。
3匹のマルチーズはいずれも心臓が悪く、5年前から大学附属の動物病院で心臓専門医の治療を受け、息苦しそうな愛犬のために、病院から在宅ケア用の犬用酸素室をレンタルして在宅でも治療を継続していたけれど、去年、ママ犬が16歳で亡くなったあと、子供たちまでがママ犬の後を追うように数ヵ月後に死んでしまったとのこと。
1年間で3匹とも死んでしまうなんて。。。
さらに驚いたのはその治療費。
ある日、愛犬たちが死ぬまでの最後の2年間に大学附属病院に支払った総額を計算してみたところ、なんと550万円に上っていたのだそう。
酸素室のレンタルが月々3万円、1日の治療費が20万円など、専門医療を受けているだけに、その金額も半端ではかったけれど、とにかく愛犬たちを助けたい一心で、金銭感覚がおかしくなっていたと教えてくれた。
病院側も心配して、通院していた歴代飼い主の中で、ここまでの高額医療費を支払った人は他にいない、と言っていたそうだ。
車を持っていないため札幌市外から病院までの送り迎えはタクシーで往復1万円、その他にかかった諸々の費用を合わせると、2年間で600万円という世界だ。
専門の治療を受けたことで、愛犬たちは余命よりもずっと長く生きることができたそうで、目を潤ませ、病院に感謝しながら話してくれた。
犬を飼おうと思う時、犬も人間と同じで病気になること、そして、人間よりもずっと高額な医療費がかかる可能性があることを想定できる人がどのくらいいるだろう。
私もバブーに何かあったら、もちろん全力で治療してもらう。
大切な家族、お金には代えられない存在だ。
専門医に診てもらいたいし、できる限りのことはする。
だから、はじめて犬を飼おうと思っている人は、こういう情報収集もしっかりして「犬を飼う覚悟」をしておくべきだと思う。
友人の場合は、子なし・共働き夫婦だからできたことで、「子供を東京の私大に入れたと思えば安いもの」と言っていたけれど、可愛い、癒やされる、だけじゃない、犬を飼うというのはそういうことなのだ。
友人の話を聞いて、改めて私自身も飼い主として「覚悟」をしたけれど、
お願いだからバブー、病気にならないで!
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コメント
こんばんは。まさに私は去年その問題に直面しました。7歳の愛犬(ヨーキー)に先天性の病気が見つかり、手術しか治す方法はないと言われました。しかも掛かりつけの病院では2度の手術が必要かも。費用は50万以上。と。その後ネットで様々調べた結果、その病気の専門医に出会い、一度の手術で今は元気になることができました。費用は35万ほど掛かりましたが、私にとって重要だったのはその子にとってのベストは何なのかを考えることでした。犬と暮らすということは責任が重大ですね。度重なる病院通いの中で一番に感じたのは、動物病院に連れてきてもらえる犬や猫たちは、本当に家族に愛されているということでした。いつかは訪れるその日まで、少しでも幸せに過ごさせてあげたいです。今は天国に行ってしまったゴールデンとビーグルの子たちのことも今でもとっても愛しています。長くなってすみません。
>pinokoさん
こんばんは。そうだったんですね。犬と暮らすということは、本当に責任重大なことですよね。
私も、病院に連れてきてもらえるペットたちは、本当に幸せだとつくづく思います。悲しいことですが、病気がわかった時に見捨てられたり、治療を受けさせてもらえない子たちもきっとたくさんいることでしょう。
私は犬を飼うのがバブーがはじめてなので、今になって改めて責任の重さを感じるようになりました。
最初の頃は、犬を飼うのはお金がかかるけど、エサ代とトリミング代、旅行に行く時のホテル代くらいかな・・・なんて甘く考えていました。だから、昨今のペットブームを見るたびに、軽い気持ちで犬を飼ってほしくないな、と心から思います。犬との生活は豊かで潤いがあるものになりますが、同時にしっかりとした覚悟が必要ですよね。