今日は仕事の後で、親友ミチコと新年会。
場所は日本酒と和食の旨い店。
以前はビールとワインをよく飲んでいたけれど、ミチコも私も年齢とともに日本酒に嗜好が変わった。
特に冬は燗酒がたまらない。
時間が遅かったので、客は男性客がひとりと私たち二人だけ。
これからの人生に向き合い、日本酒をチビチビ飲みながら真面目な話をしていると、とっても可愛らしい金髪の女の子が突然店に入ってきた。
その子は、英語で、「3人、入れますか?」と大将に聞いた。
即座に大将は「英語わからないからダメダメ!」と日本語で言いながら首と手を思いっきり振って、ジェスチャーでその子たちの入店を拒んだ。
えっ、断っちゃうの?!
その様子を見た私は、思わずたまらず、「私、英語がわかりますので手伝います。それなら入ってもらってもいいですか?」と大将に聞くと、「それならもちろん!」と快く迎え入れてくれた。
昨日たまたま北海道の飲食店の対応の悪さを書いたばかりなだけに、観光客に悪い印象を持ってほしくない!という気持ちも大いに働いた。
その店は雑居ビルの3階にあり、店の構造上、外からは様子が伺いしれない。
なのによく外国人観光客がこの店に来たものだ・・・と思いながら、オーダーを手伝った。
料理は和食。
彼女たちは、「できるだけたくさんの種類の和食を3人でシェアして食べたい」と言う。
予算を聞くと、飲み物別で料理は3000円くらい、とのこと。
それを大将に伝えると、「おまかせ料理」を作ってくれることになった。
私たちの隣の掘り炬燵の席で、3人組は楽しそうに写真を撮ったりしながら、料理を楽しんでいた。
刺身もすべて完食。
最後に「デザートはあるか」と聞かれて、大将が、「りんごしかない」と慌てる場面もあったりしたけれど、無事食事が終了。
聞けば、スイスからの観光客で、この日が日本滞在の初日。
日本に来たのは初めてで、札幌に約1週間滞在した後、ニセコにスキーをしに行くのだという。
20代と思しき3人組。
日本人でも紹介がないと入りにくいような作りの店に、日本語もまったくわからないのに、よくぞ日本滞在の初日の夜に、この店に食事に来たものだ・・・。
すごい度胸。
怖いもの知らずというか、そのチャレンジ精神には恐れ入った。
大将と奥さんも、そのことを不思議がりながら、私の英語サポートに感謝してくれたし、お店の売り上げに貢献できて、私も嬉しかった。
これまではただひたすら英語の勉強を続けてきた。
これからは、こんな風に英語を使って他人様のお役に立てる機会が増えたらな~と心から思う。
今の国際化の時代、海外からの観光客も物凄く増えて、誰かの英語のサポートがあれば、売り上げが伸びる飲食店も多いはず。
ヨーロッパを旅行して回っても、いまだかつて一度も、レストランに入ろうとして言葉がわからないからと入店を断られたことはない。
旅行するからには、地元の人たちと同じ食べ物を食べるのがお楽しみ。
そんな観光客の楽しみを「言葉ができないから」と断るなんて絶対よくない。
英語のメニューをひとつ用意するだけで、全然違うかも。
東京ほどではないけれど、札幌でも、だんだん「私の出番!」が増えてきそうな気がしている。
きっと少しはお役に立てるはず。
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