仕事でもプライベートでも、記憶力というのはとっても大切。
昔から性格的にスケジュールというものが嫌いで、自分の頭で記憶できないような予定は入れたくないタイプ。
だがしかし、年齢を重ねるにつれ、仕事のスケジュールもプライベートのスケジュールも増加の一途で、もはや記憶不能。
白髪染めなんかもそのひとつで、決して忘れることのできない重要スケジュール。
うっかり失念しないように、スマホのスケジュール帳に頼らざるを得ない状況になってきた。
ちょうどそんな時、同年代の友人から、「自分の上司が若年性健忘症ではないか?」という相談を受けた。
以前はデキる人として周囲から一目置かれていた50代の上司が、最近、物忘れが激しく周囲が迷惑しているにも関わらず、本人は「忘れた」という自覚がまったくないので、本当に困っているという。
だがしかし、忘れがちなのは、その上司にとって重要性が低いと思われる業務だけで、自分の興味がある業務には熱心で、まったく別人のように積極的に仕事をしている、とのこと。
これについては思い当たるフシがある。
たとえば、通訳学校の先生。
現役のバイリンガル同時通訳者で、マルチタスクの神様。
還暦を過ぎた今でも、大きな仕事の前は徹夜してでも専門用語を暗記して通訳に臨むのだそうで、記憶力が半端ない。
だがしかし、通訳学校に通う生徒の名前は、何年経っても覚えない。
林さんと佐藤さんを平気で間違える。
名前を忘れて、「あなた」と言う。
人間の記憶のメカニズムというのは本当に奥が深い。
本人にとって重要なものには記憶力が機能するけれど、そうじゃない時には無駄なエネルギーを使わないように自動的に抑制してしまうのではないかと思う。
「若年性健忘症」という単語を聞くと、ドキッとする。
他人事ではない。
本当に気をつけなければ。
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