人気ブログランキングに参加中♪かつて、「２４時間戦えますか？」というCMがあった。
軽快な音楽に乗せて、声高らかに、「ビジネスマ～ン♪ ビジネスマ～ン♪ ジャパニ～ズ・ビジネスマン」。
バブルの頃だ。
今、そんな働き方を社員に求めようものなら、その会社はブラック認定、即刻アウト。
今は、どこもかしこも、最重要課題は、「時短」、「長時間労働の解消」、「生産性の向上」。
時代は変わった。
だがしかし、仕事には、どうしてもやらねばならない時がある。
重要度、緊急度で、状況は常に変化する中、数ヵ月前、仕事のピークが来て、アレもやらねば、コレもやらねば、と心身ともにヨレヨレになっていた。
優先度から言って、後回しでいい仕事はずっと後回しにしていたので、そのツケが一気に来た。
絶対に今日終わらせて帰ろう。
そう思ったある日の夜１１時過ぎ。
その仕事を終わらせるには、あるシステムにログインする必要があった。
・・・がしかし、そのシステムにログインしようとした瞬間、IDとパスワードがなぜか突然、まったく思い出せなくなってしまった。
いつも使っているもので、IDとパスワードをどこかに書き留めておく必要さえもないような普通なら無意識でできる動作。
それができずに思考停止。
その時、「相当疲れているんだな」と自分で悟った。
慌てず騒がず諦めて帰ることにした。
人間がフルで集中できる時間というのは、そんなに長くない。
医学的に言えば、「脳は起床後13時間も使えば集中力の有意な低下が認められ、長時間会社にいてもどんどん集中できなくなっていくだけ」なのだそうだ。
先日、親友と話していた時に、集中力の話になった。
親友は、若い頃、午前４時まで仕事をして、朝方の疲れ切った写真をメールで送って自虐していたこともある働き者だけれど、最近はさすがにそれは無理だから絶対しない、できない、という。
朝９時から仕事をして、昼食休憩しか取らずに集中して仕事をしていたら、せいぜい８時か９時が集中力の限界だよね、と、そんな話で一致した。
それ以上やっても、会社にいるだけで、生産性的には最悪。
２４時間集中して戦える人なんていない。
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