ついに、一ヵ月前から予約していた、夫・ポールの心臓の血管(冠動脈)のCT検査の日が来た。
これまでの検査で、不整脈が頻発していることがわかり、個人病院の紹介状を持って総合病院へ。
撮影時に血管をより見やすくするために造影剤を使って検査。
造影剤は毎年改良されているとはいうものの副作用の可能性があるため、病院側もかなり慎重に対応してくれた。
しかも患者は外国人。
「奥さん、日本人?良かった~」、
「日本語わかるの?良かった~」、
とナースたちの安堵した声が聞こえてくる。
だがしかし、検査の時に問題になったのは言葉じゃなくて、ポールの脈拍の速さ。
初めての病院の、初めての検査で、神経が高ぶって不安になったせいか、もともとなのか、このままの状態では脈拍が速すぎて検査ができないという。
そのため、薬を飲んでベッドで横になったまま1時間、脈拍を抑えるため安静にすることに。
1時間後も脈拍は高いままで、さらに薬の量を増やして30分安静。
その後、ようやく検査開始。
結果は後日。
なにもないといいけれど。
そして、帰って来てから大笑いしたのが、ポールの服装。
病院に行く前、私はポールに、「今日は検査だから、ちゃんと『新しい』Tシャツと下着と靴下を身につけてね」と言った。
私の言う「新しい」は、「新品」。
夏のセールで買ったストックはいくらでもある。
なのに、ポールが理解した「新しい」は、「洗濯したてのもの」。
私が一方的に言いっぱなしで、何を着たかを確認しないまま病院へ行ったのが悪かった。
病院に着いてポールをよく見れば、Tシャツはいつも来ている大好きなグレーでヨレヨレのボロTシャツ。
しかも、脱衣した服をを入れるカゴに、Tシャツをたたんで入れるのではなく、蓋をするように被せてる始末。
びっくりした私が、なんであんな風にカゴに置いたの?と聞くと、
「汗かいてたから、乾かそうと思って」。
さらに、CTスキャンの機械に入るとき、靴を脱いだところ、
「ナースから、靴は脱がなくていいって言われた」、とポール。
足が臭くて、きっと耐えられなかったんじゃない?と私。
だがしかし、足が臭いどころか、まさかの、靴下にぽっかり穴開いてた~!
だからだよ。。。
ナースが気を遣ってくれたんだよ。
という事実が、帰宅後に判明。
一般的に言って、朝から晩まで靴を履いている欧米人は、普段、人前で靴を脱ぐことがないので、靴下に無頓着で、どんなにオシャレな人でも、靴下の穴は気にしない人が多く、約8割のフランス人は靴下に穴があいている、と、あるパリ在住の日本人妻が言っていた。
だけど、日本に住んで10年以上のポールは違う。
言い訳無用。
ただ無頓着なだけ。
「だから、新しいの身に着けてね」、って言ったじゃん。
ポールは気にしなくても、日本では、「夫の恥ずかしい」ことは「妻の責任」になりやすいんだから、穴開き靴下とか、本当に絶対やめて、気を付けて!と改めて懇願。
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