先日、たまたまYou Tubeで中森明菜の懐かし動画を見た。
番組はフジテレビの「夜のヒットスタジオ」。
1970~80年代の代表的音楽テレビ番組のひとつで、私が子供の頃、ものすごく見たかったのに、放送時間が遅かったため、親から視聴許可が出ず、特別な時しか見ることが許されなかった番組。
たまたま見たその動画では、中森明菜が初登場。
曲は「少女A」。
その時、司会の井上順が、同じく司会の芳村真理を指さしながら、「明菜ちゃんは『少女A』だけど、こちらは『老婆A』!」なんて曲紹介をしてスタジオの共演者の笑いを取っていた。
テレビでこんな発言、ありえない、・・・と思った。
当時の芳村真理さんは決して「老婆」ではなく、素敵な女性だけれど、今思えば、当時はそういう発言が許される、それどころか、そういった発言で笑いを誘うような時代だった。
フジテレビといえば、先日の、『とんねるずのみなさんのおかげでした30周年記念SP』。
登場したキャラクターが「性的マイノリティに対する差別表現だ」として、番組に対して批判が殺到。
社長が謝罪した。
これこそ、ありえない、というより呆れてしまう。
不思議に思うのは、なぜ放送に至るまでの間に、誰も止めなかったのか、異議を唱えなかったのか、ということ。
会社員といえども、いや、会社員だからこそ、会社のためを思うなら、誰かが絶対止めるべきだった。
なぜ、これほどの大会社に、そういう人がひとりもいなかったのか?
興味があるのはそこ。
その問題に尽きる。
今なら小学生でもわかる明らかな差別表現。
笑えない。
差別表現は、メディアが最も注意すべきこと。
過剰なほどに神経質であって然るべきこと。
なのになぜ、それが垂れ流されて、社長の謝罪までに至ったのかが、本当に不思議でならない。
専門家がいろいろ分析してくれているようなので、続報待ち。
メディアの責任は重い。
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