秋冬にかけて、バブーが手編みのニットを着てお散歩していると、いつも以上によく話しかけられる。
「もしかして、手編みですか?」。
待ってましたとばかかりに、「はい、私が編んだんです!」。
そこから会話が始まる。
「さすがね~、愛情ね~、すごいわ~♪」と感動してくれる人もいれば、
「え~、ホント?!すご~い!どうやって?」、と作り方を聞いてくる人も。
「犬用ニットの編み物の本と毛糸とファーを買ってきて自分で作りました」。
「私もね、以前編み物してたことがあって、子供に手袋とか編んだことがあるけど、それくらいかな。でも、私にもできるかも?」。
「できますよ。手袋よりずっと簡単です。手袋が編めるなら、愛犬用ニットはすぐに編めますよ」。
「そうね!私にもできそう。すぐに編みたくなっちゃった。編み物の本と毛糸、この後買いにいかなくちゃ!土日の目標、っていうより、人生の目標ができた感じ。毎週どうやって過ごそうかと思ってたけど、これでしばらく楽しく過ごせそう♪ また会えるの楽しみにしていますね。今度は絶対、私の愛犬たちがニット着てるから。下手でも笑わないでね」。
「バブーちゃんのニットの写真撮らせてね。インスタに載せてもいい?」。
なんて、ルンルン弾んだ声で嬉しそうな、愛犬2匹を連れた飼い主さんと、再会を約束してお別れ。
「人生の目標」、って程のものではないけれど、自分の手編みのニットを愛犬がはじめて着る瞬間は、多くの愛犬家に味わってもらいたい至福の瞬間。
ぴったり~♪
似合う~♪
、って大騒ぎ間違いなし。
あの飼い主さん、今頃、一生懸命編み物してくれているかな~。
もし本当にそうだったら、ちょっといいことした気分。
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