チャイニーズ・ウィスパーズ

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今月下旬に乳がんの手術を予定しているポールの妹ペニー。

母親のヒルダはともかく、今の時代信じられないけれど、ペニーはスマホを持っていないどころか、いまだにパソコンさえも使えずインターネット環境がまったくない。

個人情報が洩れるからと、一切のインターネットツールを使おうとしない。

母親は携帯電話は持っているものの、失くさないようにといつも固定電話の横に大切に置いていて、外出する時も携帯しない。

そんな家族だから、今も昔も連絡手段は固定電話のみ。

しかも家族全員マメじゃないから、電話も月に1回するかどうか。

普段なら「便りがないのは良い便り」、「無沙汰は無事の便り」で済ませることもできるけれど、今回ばかりは心配。

妹は乳がん、母親は高齢。

年明けに、絶対に在宅しているであろう時間を狙って電話したところ、二人とも電話に出なかった。

何かあったのでは、と俄かに不安になり、ポールが頼ったのはFacebook。

誰もがお互いを知っているような小さな田舎街に住んでいたおかげで、いまだに同じ場所に住んでいる幼馴染も多いらしい。

Facebookに、「ヒルダとペニーと連絡が取れないのだけど、近くに住んでる人は、ちょっと立ち寄って様子を見てきてくれないかな?」、と投稿。

すぐさま反応が寄せられ、すぐに家に様子を見に行ってくれた人もいて、そうこうしているうちに電話もつながり、二人の無事を確認して安堵。

ただ、その幼馴染たちの反応の中で非常に気になったのが、

「ペニーは10年前に死んだと聞いていたから驚いたよ」、

「ペニーは4年前に死んだと聞いていたから、生きていると知ってすごく嬉しい」、

という複数のコメント。

そんなの、ありえないでしょう?!

なぜに、ペニーは死んだことになってるの?

という私に、ポールは、「チャイニーズ・ウィスパーってやつだよ」。

「チャイニーズ・ウィスパー」?!

調べてみると、「伝言ゲーム」のことで、真実とは違う噂が世間に広がることを言うらしい。

その話を電話でヒルダに伝えたところ、母親もまったく同じく反応で、「あ~、チャイニーズ・ウィスパーね」と冷静そのもの。

私が姉妹や母親だったら、家族が死んだと思っていたと言われて、とても「あ~、伝言ゲームね~」の一言では片づけられず、どうしてそういう噂が広まったのか確かめてみたくて悩むところ。

イギリス人の、いや、ポール・ファミリーの謎。

ポールはFacebookで生存確認されているけれど、Facebookをやってなかったら、故郷でどう扱われていたことか・・・。

チャイニーズ・ウィスパー、って怖い。

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