「決めつけ力、半端ない!」。
仲のいい友人たちが、私を茶化して笑いながらよく言う。
確かに私の「決めつけ力」は半端ないと自覚している。
「決めつける」のは良くない。
決して褒められることではない、というより、むしろ疎まれることだけれど、だがしかし、この直観力は、私自身の経験では、実際その通りであることの方が明らかに多い。
だから、たとえ最初はただの「決めつけ」だと思われたとしても、どうせ後でその通りだったとわかるから・・・と、少なからず自信を持っている。
特に男女関係においては、これまで、「決めつけ力」は、かなりの確度を誇ってきた。
両者を良く知るごく親しい人にだけ、こっそり、「あの2人、付き合ってるんじゃないかな」、というと、「ないない、あの2人に限って、それは絶対有り得ないから!」、などと真剣に受け止めてもらえず、まったく相手にされなかったのに、後になって、「あの2人、結婚したんだって」、ってことが何度もあった。
だがしかし、最近、その自信がかなり揺らぐ出来事があった。
もう何年も通い続けている行きつけの美容室。
50代ながら金髪・細身で、「ベルサイユの薔薇」に出てくるオスカル、あるいは、「ジ・アルフィー」の高見沢さんみたいな男性美容師さんがオーナー。
ずっとオーナー1人だったのに、ある時から、女性スタッフさんが働きはじめた。
体が折れそうに細く、背が高く、髪が茶色でサラサラの、同性でも目の保養になってうっとり見てしまうモデルのような若く美しい女性。
ある日、予約した時間に行くと、オーナ―の美容師さんが、その美しい女性スタッフさんのシャンプーをしている途中だった。
男性オーナーが女性スタッフさんのシャンプー?!
ピンときた!
この2人、絶対付き合ってる!
オーナーには奥さんがいるのに、酷い!
浮気現場目撃!
奥さんの話もよく聞いてきたし、ずっと信頼してる美容師さんだったのに、奥さんに内緒で職場で浮気なんて、ホント最悪。
そう思ったまま、本人に言わずに数ヵ月が経った頃、女性は姿を消した。
別れたのかな・・・、そう思いながら、また数ヵ月が過ぎた。
ある時、思いきって聞いてみた。
「以前働いていたモデルさんみたいな素敵な女性、いつの間にか現れて、いつの間にかいなくなりましたよね?辞めちゃったんですか?」。
「あ~、あれは、うちの奥さんですよ。家にいるのが暇だっていうから、少し手伝ってもらっていたんですよね。今は他のアパレルの仕事が見つかったんでそっちに行ってますけど」。
奥さん?!
そっか、だからシャンプーしてあげてたんだ。
聞けば、凄く若いと思っていたけれど、実は40代なのだそうで・・・。
「この話を聞いたら、うちの奥さん、とっても喜びますよ」と笑顔の男性オーナー。
「この二人、付き合ってる!」とピンと来たのは、夫婦なのだからその通りだけど、「浮気」と決めつけたのは大間違い。
私はいつの間にか、男性オーナーの奥さんは、50代の専業主婦で、少々ぽっちゃり、おっとりした、小柄なタイプなのだと、なぜか完全に「決めつけ」ていた。
あの時、確認していなかったら、「最低の浮気男」認定。
想像力が豊か過ぎるというかなんというか、私の「決めつけ力」、かなり微妙。
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