先日、ひとりランチをしていると、隣の席に男女のカップルが座った。
一応テーブルは別なのだけれど、とても狭い店で、「相席」と大差のない至近距離。
聞く気はなくても、こっちは一人だから、2人の話が丸聞こえ。
20代そこそこの女性が30代くらいの男性に仕事の相談をしていた。
彼氏なのか先輩なのかわからないけれど、女性の浮かれ感、「はしゃいでいる」感は見て取れた。
この人のこと好きなんだ・・・、って、すぐわかる。
それはともかく、相談内容は深刻。
その女性は自分が働いている会社に、その日の午前中に「退社の意志」を伝えたのだという。
「えっ、何、そういうこと?!もう『辞める』って言っちゃったの?」と驚く男性。
「どうして」と理由を問われると、「上司と生理的に合わなくて・・・」。
「我慢していましたけど、上司のことが嫌で嫌で、それが原因で円形脱毛症ができて、最近、生理も止まって・・・。体に症状が出てきたので、もう限界だと気づいたんです」。
絶句している男性。
「生理的に合わない」のが理由だと、アドバイスのしようがない。
「これからどうるすの?」、と男性。
「まだ何も考えてません」、と女性。
女性が一方的に話しまくり、男性はほとんど発言しないまま、ランチの時間が終わった。
「上司と生理的に合わない」。
恐らくそんな経験は、働いた経験のある人なら、男女を問わず誰にでもきっとあるはず。
それでイチイチ会社を辞めていたら、一生転職を繰り返すことになる。
自分がアドバイスを求められる立場だったら、どうするか?
2人が席を立った後、ふと考えこんでしまった。
私も以前、まったく同じ悩みを抱えていたことがあり、友人に相談した。
返ってきた答えはこうだ。
「相手の人間性を見ないこと。仕事の能力だけを見て、人間性には期待しないこと。結婚するわけでも、家族になるわけでもないわけで、あくまでも仕事上の付き合いなんだから、ただひたすら与えられた仕事を忠実に全うすることに注力すべし。むしろ、この人のためならなんでもすると自己犠牲を厭わなくなるような、大好きで尊敬する上司より、『仕事だから仕方がない』と割り切って仕事ができる分、環境としては『楽』じゃない?!」。
なるほど~、そういう考え方もある。
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