海外ドラマ『レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー』

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高校生の頃から海外ドラマの大・大・大ファン。

最初に夢中になったのは、「ビバリーヒルズ高校白書」、「青春白書」、そして、「アリー・マイラブ」、からの、「SATC」、「クリミナル・マインド」。

そして、今、夢中になっているのが、ハリウッドを舞台にしたアメリカのクライムドラマ、『レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー』。

コレ、本当に面白い!

きっかけは、アメリカ、トランプ大統領のスキャンダル。

「トランプ米大統領とかつて性的関係を持ったポルノ女優に13万ドル(約1400万円)の口止め料が支払われたとされる問題で、トランプの顧問弁護士を務めるマイケル・コーエン氏は13日、全額を自費で払ったと述べた」。

弁護士が全額自費?!

なにゆえ?!

と思っていたところ、顧問弁護士マイケル・コーエン氏が、ツイッターで自らを「レイ・ドノヴァン」に例えた、という話が連日CNNで報道されていたのがきっかけ。

アメリカ人なら知ってて当たり前と思われているレイ・ドノヴァンって何?、っていうか誰?

先日観た映画「デビルズ・ダブル」は、イラクの独裁者だった故サダム・フセインの息子で、“悪魔”と呼ばれたウダイに影武者を強要された男の運命を描く実話だった。

そんなことってあり得るの?の世界。

観てわかった。

レイ・ドノヴァンも、「そこまでする?」の世界。

『レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー』は、「ハリウッドセレブたちのトラブルを闇に葬るフィクサーのダーティな活躍をヒロイックに描き、全米で話題沸騰のドラマ」。

フィクサーのレイ・ドノヴァンは、ハリウッド・セレブたちのゴシップを、犯罪スレスレの、あるいは、明らかに犯罪になるような「あらゆる手段」を使って、「揉み消す」のが仕事。

あり得ないけど自分がもし「セレブ」だったら、こんな人が身近にいてくれたら、これほど頼もしいことはない。

自分が起こしたあらゆる不祥事を揉み消してくれるのだ。

そんな仕事をしていることは家族に隠し、私生活では、家族を何より愛する家庭人。

トラブルを抱える実の兄弟のことは常に気にかけているけれど、実の父親のことだけはどうしても受け入れられない。

ドラマの中で欠かせない役どころ、実の父親役ジョン・ヴォイトは女優・アンジェリーナ・ジョリーの実父。

ストーリーはもちろん、役者も素晴らしく、見ごたえたっぷり。

大きな問題のはずなのに、いつの間にか話題にも上らなくなり、消えてしまうネタというのは世の中によくある。

その背景には、きっとこんな「フィクサー」の暗躍があるからなのだと思い知らされる。

信じやすい人にこそお薦めの海外ドラマ。

シーズンを重ねるごとに、レイ・ドノヴァン役の俳優さんの肉体が明らかに鍛えられ、引き締まって行くのも見どころ。

クライムドラマが好きな方は是非。

一見の価値、絶対あり。

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