会社に守られているということ

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以前一緒に仕事をしたことのある40代の大好きな友人が、会社を辞めることに決めた、という。

これからは自分の人生を生きることにした、と。

学校を卒業して以来ずっと、同じ会社で働いてきて、初めての転職。

転職といっても、次の仕事に選んだのは、北海道ならではの自然相手の仕事であって、オフィスワークとは訳が違う。

転職2回、今の職場が3つ目の私は相談されたわけでもないのに大反対。

サラリーマンが会社にどれだけ守られてるか、ちゃんとわかってる?

毎日会社に行って仕事をしていれば、毎月、決まった日に決まった額のお給料が支払われるありがたみ、ちゃんとわかってる?

病気になったり、怪我をして働けなくなったらどうするの?

収入が途絶えたとき、頼れる人はいるの?

クレジットカードも作るのが難しくなるし、ローンも組めなくなるの、わかってる?

わずかな退職金があったところで、税金は待ってくれないから、あっという間に底をつくんだよ。

肩書きがなくなったと同時に、なくなる人間関係だってたくさんあるんだよ。

収入が減ると同時に、できなくなることだってたくさんあること、わかってるよね?

人生のチャレンジも必要だけど、今手にしている生活基盤の安定だって得難いものなんだよ。

今の会社の名刺がなくなって、失うものがたくさんあるかもしれないって、想像したことある?

老婆心ながら、ウザいと思われても、ありったけの思いをぶつけて、踏みとどまるように訴えた。

でも、本当に残念だけど、無駄だった。

どんな言葉も心に響くことはなく、結局、説得できなかった。

もう決めたこと。

かなり前から考えていたことで、用意周到。

私が指摘したような内容はすでにシミュレーション済みで百も承知。

それでも、新しい世界にチャレンジしたい気持ちの方が圧倒的に強い、と。

私が転職したのは、1度目が24歳、2度目が27歳の時で、いずれも20代。

ラッキーだったのは、若さゆえ、失敗をバネにチャレンジしても、それに応えてくれる世界がまだたくさんあったこと。

40代はそうじゃない。

もう後がない。

会社に守られていない「不安定さ」を20代で2度も経験したことのある私は、40代で会社を辞めるという決断はチャレンジどころか恐怖でしかない。

そんな決断をした友人の「無謀さ」を嘆く気持ち半分、自分には真似できない「前向きさ」を応援したい気持ち半分。

サラリーマンのありがたみを説きつつ、会社に守られていることに甘えている自分を嘆く・・・。

たかが会社員、されど会社員。

思いは複雑。

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