「忙しいですか?」。
時々お世話になっている飲食店の店主からFacebookのメッセンジャーでメッセージが届いた。
お店の予約や料理の希望など、メッセンジャーでやり取りしているので、「あれ、珍しいな」、とは思いつつも、「今日の夜は予約が入ってないから、もし時間があったら飲みに来て」、ということを言いたいのかなと思って、「落ち着いてますよ」と返信。
その直後に「あなたの正体、探そうと思えば追えるんだけど」、と返信が来た。
ここで、何かおかしいと気づいた。
店主がそんなことを言うはずがないし、メッセージが意味不明。
続けて、「近くのコンビニでWebMoneyカードを何枚か買ってきて欲しいんだけどいいかな?」と来た。
完全におかしい。
アカウントが乗っ取られたんだ、と気づいて、店主の奥様にFacebookでメッセージを送信。
と、同時に、彼女のタイムラインで、「やられました。夫である店主のアカウントが乗っ取られたので、絶対返信しないように」というアラートが送られてきた。
やっぱりそうだったんだ。
その後は、二人とも、対応に追われて大変だったそう。
調べてみると、「LINE乗っ取りの手口とは? 「コンビニでWebMoneyのカード買って」」、というこちらの記事(←詳細はココをクリック)にも出ているとおり、数年前からよくある手口のよう。
この顛末を受けて、自分のアカウントも乗っ取られるのではないかという恐怖に駆られ、セキュリティを高度設定にしなければ、と慌ててスマホを操作。
何が適切な対応なのかもわからず、とにかく「安心」したいがために、「安心アクセス」にログインして、「あんしんフィルター」アプリでフィルター設定。
最も高度な設定にしようとやみくもに選んだのが、「中学生」フィルター。
これで一安心かと思いきや、「中学生」設定なだけに、以後、ユーチューブもフェイスブックのメッセンジャーもサイトも何もかも使えなくなった。
自分の、このブログにさえ、アクセスすると、「保護者と相談してください」とメッセージが出る。
普段よく利用しているあらゆるサイトが、「保護者と相談してください」。
思いっきり支障が出たため、すぐにアプリを削除しようとしたけれど、どうにもこうにも削除できない。
普通のアプリなら簡単に削除できるのに、よくできたもので、さすがに、子供がアプリを削除できるようでは、「安心フィルター」の意味がないわけで、まったく特殊なアプリ。
ネットで調べると、「あんしんフィルター解除の裏技」なども紹介されているものの、自分が使っている機種ではできない「裏技」ばかり。
結局、「ショップに行って解除してもらうしかない」という解答を得て、本日ショップに直行。
恥をしのんで、「子供はいないが、間違って自分のスマホに自分で中学生用の安心フィルター設定をしてしまい、どうにもこうにも解除できなくなってしまった」ことを告白。
よくある相談なのか、「あ、それですね」とすぐにわかってくれたものの、ショップの人でさえ、無数にある機種の「安心フィルター」アプリの解除の仕方がわからず、電話で専門部署に解除方法の確認を取ってくれて、ようやく解除。
子供がスマホを持つのが当たり前になってきた昨今。
一番気になるのは、親の知らないうちに、子供が有害情報に接する機会が増えること。
だから、そうならないように、携帯電話会社も、あの手この手で対応している。
間違って「中学生」フィルターをかけてしまったことで、ネット自体がほとんど何も使えなくなる現実に接し、さらに1時間以上かけて解除しようとしても自力では解除できなかったことで、スマホの仕組みもよくわかった。
失敗を経て、今回もいろいろ勉強になりました。
アカウント乗っ取りには、十分ご注意を!
読んでいただけたら、
↓
人気ブログランキング
ついでに、わんこ好きの方は、
↓
にほんブログ村
コメント