毎年、夏休み、特にお盆の頃になると、どこからともなく、「爆竹」の音が聞こえてくれる。
パン、パン、という独特の乾いた大きな音。
子供たちが遊んでいるんだな、と思うくらいで以前なら気にも止めなかった。
夏の風物詩、そんな感じでとらえていた。
だがしかし、今は違う。
音に敏感で、とっても怖がりのバブーは、爆竹の音が聞こえるたびに激しく震えだす。
呼吸が激しくなり、よだれがたらたら。
遠くで聞こえる花火大会の花火の音にも震えるくらいなので、それが近くになると、もう怖くて怖くて全身ブルブル。
数回で終わるならまだしも、先日は、爆竹遊びがかなりの時間続いた。
どこで遊んでいるかが分かれば、注意することもできるけれど、窓から見た限りでは、どこで遊んでいるかもわからない。
ブルブル震え続ける可哀そうなバブーを見かねたポールは、家の2階の窓から、外に向けて、「Fuck Off!」(=失せろ、どっか行け!)と思いっきり大声で叫んだ。
すると、爆竹音がぴたりと止まった。
ポール曰く、「Fuck Off!」は万能。
どんな国でも、英語が通じない相手でも、この言葉を大声で叫ぶと、「物凄く怒ってる」ことだけは相手にはっきりと伝わる。
おかげでバブーの震えも止まったけれど、その夜は、深夜からものすごい雷と雨で、またしてもバブーが震え続けた。
今度は、「Fuck Off!」は通じない。
眠れぬ夏の夜。
読んでいただけたら、
↓
人気ブログランキング
ついでに、わんこ好きの方は、
↓
にほんブログ村
コメント