感動


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今日は珍しく夫のポールがひとりで街に買い物へ。

といっても、ビッグカメラでプリンターのインクを買うだけ。

基本的に買い物が苦手なポールは、目的物だけ買いに行き、ゲットしたら直帰。

ふらふらウィンドーショッピングなんてことは絶対にないのだけれど、そんなポールが約1時間後、思った以上に早く、喜んで帰宅。

聞けば、いつもは、ポールの姿(=白人の姿)を見ると、店員さんたちが、蜘蛛の子を散らすように逃げてしまい、何か聞きたいことがあっても周囲に店員さんがいなくて困るそうなのだけれど、今日は、若い男性の店員さんがすぐにポールのところに飛んできてくれて、一緒に目的の品を探してくれたとのこと。

しかも、「自分が商品を持ってくるので、その間、お客様はレジの列に並んで待っていてください」と言って、走って商品を取りに行き、ポールに手渡してくれたので、買い物がすぐに終わったという。

「良かったね~」、というと、

「良かった」なんてもんじゃない、「感動もの!」と、今日の出来事にポールは大喜び。

すべて日本語でのやり取りだったそうだけれど、「日本に来て20年になるけど、買い物中に、こんな風に店員さんの方から親切に話しかけてくれたのは初めて」、としきりに感動。

この数年で、札幌の中心部の様子は本当に変わった。

札幌駅や大通駅界隈、狸小路も外国人旅行者が増えて、今までは日本人しか来なかったようなお店にも、外国人客が大量に来るようになった。

先日行った、オフィス街にある、ごく普通のカフェ。

ランチタイムになると、近所で働くスモーカーのサラリーマンばかりで埋まるようなお店だったのに、その日、隣の席で食事をしていたのは外国人の家族連れの旅行客で少々驚いた。

店員さんも、片言の英語とボディランゲージを使いながら、笑顔で奮闘していて微笑ましかった。

接客業とはいえ、慣れない外国人を相手にするのは大変だ。

かつて、店員さんたちが蜘蛛の子を散らすようにポールの周囲からいなくなったという様子からもわかる通り、言葉もわからないから「面倒臭い」と避けたい気持ちもわかるけれど、今日、ポールに起きたような親切が札幌の至るところにあると、その親切が口コミで広がり、札幌に来たいと思う外国人観光客がますます増えると思う。

以前、ポールが地下鉄駅でひとりで切符を買おうとしていると、先に切符を買い終えた女性が、ポールがちゃんと切符を買えるかどうか、何かあったら手助けしようと後ろで見守ってくれていた、という出来事があった。

その時もポールは嬉しそうに報告してくれた。

今程日本に慣れていない時だったから、たったそれだけのことだけれど、話している途中で目がうるッとして、今にも泣きそうな程喜んでいた。

日本にいる外国人たちは、私たちが想像している以上に心細いものなのだと思う。

日本に長くいるポールでさえそうなのだ。

私たちにとってはほんの小さな親切が、彼らにとっては、とても大きな感動として印象に残る出来事になることもある。

私も日頃から小さな親切を心がけたいと思う。

読んでいただけたら、


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