しばらくフェイスブックをチェックするのをやめていた。
夜眠る前、朝のまどろみの中、あるいは通勤時の地下鉄車内でのお楽しみとして、隙間時間にちょくちょくチェックしていたフェイスブック。
自分がアップすることはほとんどないけれど、「友達」たちの日々の出来事をほぼリアルタイムで垣間見ることができるのはとても興味深く、楽しいひと時。
「友達」は世界規模。
子供の頃からのリアルな友人、バブーの犬種「ウェスティ」つながりの世界中の愛犬家、会ったこともない、夫の母国イギリスの、夫の友人、知人たち。。。
そんな多種多様なつながりの友人たちと、まさに、「つながっている」感覚を日々楽しんでいた。
だがしかし、数日前に、鎖につながれた犬をバットで思いっきり殴っている虐待動画を思いがけず目にしてしまった瞬間、ぽっきり心が折れてしまった。
フェイスブックの怖いところはココ。
もう嫌だ、見たくない。
目にしたくないものが、川の流れのように、次々と流れて、ごく自然に視界に入ってくる。
動画を公開した人は愛犬家で、もちろん面白がって広めたわけではなく、動物に虐待をするような人物を突き止め即刻処罰して、一刻も早く動物虐待を根絶させなければ、とい強い思いから。
バブーを飼い始めてからというもの、動物虐待ものを見ると、精神的なダメージが大きく辛すぎて、自分ではコントロールすることが難しくなってきた。
忘れようとしても、残像が頭から離れない。
あまりに悲惨な動画だったので、フェイスブックを退会しようと思い、ポールに相談した。
ポールのアドバイスはこうだ。
「嫌だからと目を背けるのではなく、実際に起きている現実をしっかりと受け止めて、問題があると思ったら、行動(ネット上の署名など)を起こすべき。見たくないからと、そんな風にいつまでも目を背けていたら、世の中、何も変わらない」。
その通り。
もし、バブーが家から脱走して、たまたま拾われたのが極悪人の家で、バブーを思いっきり殴ったり痛めつけている動画を公開しているのを見つけたとしたら・・・。
警察に通報すると同時に、こんな酷いことをする奴が世の中にはいるんだと、私も動画を拡散するに違いない。
そんな風に想像してみると、公開した人の気持ちがわかるし、自分もしっかり受け止めるべきなんだと頭では分かる。
だから、そう言われて今もまだ退会できずにいるけれど、その境地に至るまでにはまだまだ時間がかかりそう。
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コメント
同感です。
見極めての行動、とても大事です。
でも、目にしたくない。
想像や推測で動くのは軽率では有りますが、ここはもう、
事実確認不要ですよね。
私も残像に耐え切れず、静止画で大変後悔したことがあります。
同じような理由で、
映画「ほたるの墓」良い映画なのに二度と見られません。
同じ気持ちです・・・趣味つながりのフェイスブックなので、退会するのは惜しい気がし、あの手この手で、タイムラインにあがってくる情報を絞りましたら、酷いアップロードを見なくなりました。
逃げてます・・・認めます。イギリス人は嘆願書の署名を呼びかけるアクションを起こします。確かです。
わたしも、その境地にはなれません。。
>チョビマロ母さん
残虐な静止画、動画を目にしてしまって、これまで何度後悔したことか。
楽しいペットの投稿なんかを気楽にさらさら読んでいるうちに、突然、思いもしなかった残虐な映像が目に入ってくると、気持ちがものすごく乱されてしまいますよね。
共感して頂いて、なんだか安心しました。
>ミントさん
おっしゃる通りです。
私自身、連絡を取ることができなくなっていた子供の頃の友人たちと、フェイスブックを通じて連絡を取れるようになったり、ネット時代だからこその便利なツールに感謝しています。
フェイスブックの設定は細かく見たことがありませんが、タイムラインの設定変えられるんですね。
そんな方法があるなんて!まずはそこからやってみます。
教えていただき、感謝です。