世の中の多くの人は、自分の考え方が正しいと思っているに違いない。
自分と考え方が違う人は間違っている、と。
もしも常に自分の考えが間違っているのでは?という前提があるとしたら、それはそれで辛い。
私自身ももちろん自分の考え方には自信を持っているし、揺るぎないものがある。
親しい友人たちからは、「決めつけ力、半端ない」って笑われるけれど、その自信ゆえ、それは違う!と思うときには、これまで信念を持って、公私にわたり様々な場面で異議を唱え、戦ってきた。
だがしかし、最近、その自信が揺らいできた。
世の中には、考え方が少し違うどころか、ことごとく真逆の人がいることに気が付いた。
何らかの案件があるとき、私はこう考えるけれど、この人はまったく逆だろうな~、と想像すると完全ビンゴ!
やっぱり!
最初は「この人、何を考えてるのかさっぱり分からない」と思っていたけれど、今は逆に、自分と真逆の考え方を想定すればいいわけで、皮肉なくらいにむしろ考えていることが良くわかる。
思えば、薄々気づいてはいたけれど、これまでの人生、私が強烈に好きになったものたちは、なぜかロングセラーになることはなく廃盤になることでも自信がなくなってきた。
ティファニーの香水や石鹸。
ボディショップの「イランイラン」の香りのオイル。
大好きだった「DKNY」も、パリ発祥の「セフォラ」も、業績不振であっという間に日本から撤退。
挙げればキリがない。
これは美味しい!!と思ったカップヌードルの新種やお菓子もことごとく廃盤になる。
その一方で、こんなの絶対売れないでしょ、って思うものが売れまくって大ヒット商品になり、ロングセラーになっていたり。
多分、私の考え方なり好みは、かなり狭い範囲でしか「いいね♪」されないものかもしれないと、この年になってやっと気づき始めてきた。
最近は、むしろその考え方の違いが面白く思えるようになり、楽しんでいる。
ニッチな考え方をする人は、多分、大多数に受け入れられなくても、分かってくれる人が数人いるだけで、きっと充分幸せなのだ。
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