今日は字幕翻訳家・戸田奈津子さんの講演会へ。
洋画ファンなら戸田奈津子さんを知らない人はいないはず。
「地獄の黙示録」にはじまって、「タイタニック」、「スター・ウォーズ」、「E.T.」、近年では、「アバター」、「ミッションインポッシブル」などなど、日本で公開された洋画の大作のエンドロールには必ずこの方のお名前が。
トム・クルーズが来日する時は、必ずとなりに寄り添い微笑んでいる。
著書「KEEP ON DREAMING」には、ハリウッドスターたちとの華やかな交流エピソードの数々。
御年83歳だけれど、年齢を聞いてびっくり。
80代にはまったく見えない。
講演も面白可笑しく聴衆を飽きさせることがなく、トークのテンポも速くてキレッキレ。
英語の勉強という意味では、大学生までは英語は文字のみで勉強していて耳と口は一切使っていなかったそうで、はじめて頼まれた通訳の仕事が洋画俳優の記者会見で散々な出来栄えだったことをユーモアたっぷりに披露。
その後、「地獄の黙示録」をきっかけに、どうしてもしたかった字幕翻訳の仕事が続々と舞い込んでくるようになり、ピークの時には、1週間に1本のペースで字幕翻訳をしていたそう。
ハリウッドスターたちとの話では、「大物になればなるほど『人格者』」と断言。
「スターだからと言って、相手は同じ人間。自分を高くも低くも見せない。常に誠実にありのままの姿で、人として接するだけ」と言った後、「もう2度と日本に来るな!と思うような嫌なスターは100人中5~6人しかいませんでしたよ」。
翻訳家や通訳者を目指す人へのメッセージは、「英語も大切だけれど、日本語をしっかり勉強しなさい!」。
今回の講演を聞いて、「好きこそ物の上手なれ」ということわざを体現している人なのだとつくづく思った。
子供の頃からどんなに映画が好きだったかが、表情や言葉に溢れていた。
字幕翻訳のデビューは長い下積みを経て40代になってから。
人は好きなものに対しては熱心に努力し続けるもの。
今日頂いた戸田奈津子さんのサイン。
しばらく遠ざかったいた英語熱が再燃。
よし、英語、また頑張るぞ!
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