仕事柄、この季節になると人前で話すことが多くなる。
1週間に何度も、毎回違う人たちに、同じような説明を繰り返す。
もともと「あがり症」だし、最初はそれがとても苦痛で苦手だったけれど、場数をこなしているうちにさすがに慣れた。
時間配分もばっちり。
「30分間で」と言われれば、きっちり30分で、「45分間で」と言われれば、きっちり45分で話し終えることができる余裕すら出てきた。
この日の説明を終えた時、若い女性がひとり、私のところに駆け寄ってきた。
そして、「言葉遣いがとてもキレイですが、何か特別なことをされているんですか? アナウンサーみたいだと思って」、とキラキラした目で言われた。
こんなことを人から言われたのは初めてで、とても嬉しかった。
10年以上前、別の仕事で大勢の人の前で司会をした時、イベント終了後の匿名アンケートに、「司会の人が小声で早口だったので、何を言っているのかよくわからなかった」と書かれ、酷く凹んだことがあった。
その頃と比べると、確かにスキルは天と地ほどの差。
人前で話すことに慣れてきたのはもちろん、通訳学校のレッスンの中で、声のボリュームや滑舌を注意されたり、発声のレッスンを受け、「え~」、「あ~」という耳障りなフィラーを使わないことを徹底的に指導され鍛えられてきたこともある。
何事も経験、場数。
いくつになっても褒めらるって嬉しいもの。
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