多様性

東京で大学生だった4年間、文京区にある女子学生会館で約20人の学生と一緒に生活していました。

2人から最大4人の相部屋で、半年ごとに、くじ引きでルームメイトが決まる仕組みでした。

北は北海道から南は沖縄まで出身地も様々、通っている大学も様々、一人暮らしをする経済的な余裕がない娘もいれば、お嬢様過ぎて一人暮らしをさせてもらえないリッチな医者の娘、美人過ぎて他者の監視が必要な雑誌モデルの娘まで、経済事情やバックグラウンドも様々。

日本人学生のみならず、中国、韓国、フィリピン、インドからの留学生も、目が不自由な学生もいて、まさに「多様性」のある環境で生活していました。

先日、出勤途中で、目の不自由な方が地下鉄の出口のドアを開けられずに困っているのを見かけた時、思わず駆け寄ってドアを開け、行き先を聞いて声を掛けて誘導しました。

それをたまたま会社の先輩が見ていたようで、後で私に、「さっき、目の不自由な人をアシストしていましたよね。とても感心しました。男はどうしても躊躇してしまいますから」。

そう声を掛けられて、ふと思いました。

これは性別の違い?

私が目の不自由な人を見て駆け寄ったのは、学生の頃、実際に目の不自由な人と生活していた経験があるからだと思います。

地下鉄の切符売り場の前で困っている外国人観光客を見ると、躊躇なく声を掛けて手伝うことができるのは、学生時代にたくさんの留学生と生活していた経験があるからだと思います。

女子学生会館で生活していた時、周囲が煩わしくて、一人暮らしをしたくてたまらない時期もありましたが、大人になった今、20代前後の4年間に身を置いていた「多様性」のある環境と、そこで得ることのできた経験にとても感謝しています。

 

 

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