ちょい丁寧で、ちょい早め

社会人になって20年以上を過ぎ、同世代の友人たちに管理職が増えてきたこともあって、仕事は「雑でも早い」のがいいか、「丁寧で遅い」のがいいか、なんて話を真面目にすることが増えてきました。

理想はもちろん、「丁寧で早い」です。

でも、これは実際問題、至難の業で、これが可能な人はほとんどいないでしょう。

仕事を早く仕上げようと思えば当然雑になりますし、丁寧に仕上げようと思えば時間がかかります。

「巧遅は拙速に如かず」という言葉があります。

「出来は良いが仕上がりまでが遅いよりも、出来はよくないが仕事が早いほうがよい」という意味です。

確かにスピードを求められる昨今のビジネスにおいては、締め切りを守れなければ、やっていないのと同じことになり、それを考えれば丁寧さよりもスピード重視です。

逆に、「急いては事を仕損じる」、「急がば回れ」という言葉もあります。

スピード重視の今だからこそ、焦って間違えて軌道修正している時間はないのです。

もう10年以上前に一緒に仕事をしたことがある人で、驚くほど仕事が早い人がいました。

仕事を頼んで設定した締め切りのずっと前に、「終わりました」と報告を受けて、「もう終わったの?」と驚いて仕事ぶりを見てみると、文書には誤字脱字が多く、たとえ中途半端でも終わらせれば他の誰かが助けてくれる前提で、とにかく万事が雑でテキトー、いい加減でした。

洗い物をお願いした時には、急ぐあまりに食器を落として割ったり、乱暴な使い方で備品を壊しまくっていました。

その時に思ったのです。

仕事が早いのは、こういうことだったんだ。早ければいいってもんじゃない。

その後始末に時間がかかったことは言うまでもありません。

社会人として、締め切りを過ぎるのは論外ですが、仕事のリズムは人それぞれ。

時間の許容範囲の中で、可能な限り丁寧にベストを尽くすのが一番。

結果、仕事は「ちょい丁寧で、ちょい早め」が誰にも迷惑をかけない仕事のやり方なのではないかと思います。

 

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