もう何年も前のことですが、仕事帰りに書店に立ち寄って、たまたま話題の本のコーナーにあった本を手に取りました。
惹かれたのは本のタイトルなので、きっとその時は、私なりに気持ちが揺れていたのだと思います。
その時はパラパラっとめくっただけで、「これだ!」と思って、その本を購入したことをよく覚えています。
当時悩んでいたことがなんだったのかは、今はすっかり忘れてしまいましたが、その本を気に入ったのは、よくある自己啓発本とは全く違う内容だったことです。
それまでの自己啓発本は、「合わない人がいても、その人のいいところを見つけるようにしよう」とか、「受け入れるのではなく受け止めること」とか・・・、それがどうしてもできないから困ってるんだっつーの!!って、逆に怒りがわいてくるような、そんな本が多かったような気がします。
この本は違います。
そういう時の答えは、「逃げろ!」です。
今思えば、当時何より必要だったのは、この言葉だったんですね~。
実際には逃げませんでしたが、本当に本当に困ったら、「逃げていいんだ・・・」、とそう思えたことで、逆に強くなった気がします。
ある程度の規模の会社なら、いろんな部署があるんだから、さっさと新しい部署に移って結果を出さないともったいない、時間を無駄にするな、というようなことが本に書かれていました。
一方で、著者は仕事の面白さ、やりがいも熱く語っていて、会社員人生、仕事生活を豊かにするための実体験に基づいたとてもリアルな指南書で、今でも時々、窮地に陥ると、本に載っていたいろいろな名言を思い出します。
著者は、元NHKエグゼクティブプロデューサーで、人気番組「プロジェクトX」功労者、今井彰さん。
仕事で悩みを抱えている妹と話をしていて、ふと、この本のことを思い出し、もう一度読み直してみたくなってきました。
読んでいただけたら↓
ついでに、わんこ好きの方は↓可愛いシッポにもう1票♪
コメント