ミッドナイトスワン

先月、美容室で週刊文春をパラパラとめくっていた時、巻頭グラビアの「原色美女図鑑」に、見たことのない、なんとも影のある女性が出ていました。

普段、日本のテレビ番組を見ることがないので、人気急上昇の話題の人なのかな~と思って見ていたのですが、なんとなく違和感。

しっとりした感じのオトナの女性、イメージは「ガラスの仮面」の月影千草・・・なんだけど、骨格や醸し出す雰囲気が何か違う。

と思っていたら、巻末で、草なぎ剛さんが主演を務める映画「ミッドナイトスワン」と週刊文春のコラボレーション企画だったことがわかって、「やっぱり」、となったわけです。

その映画、「ミッドナイトスワン」を観てきました。

「トランスジェンダーとして身体と心の葛藤を抱える凪沙は、母に捨てられた少女と出会い、母性に目覚めていく。「母になりたかった」人間が紡ぐ切なく衝撃のラブストーリー」(公式サイトより)です。

主人公の凪沙が草なぎさんです。

少女役の新人女優さんのバレエも演技も素晴らしかったです。

想像以上に見ごたえのある映画、観て良かったと思う映画でした。

トランスジェンダーの映画では、世界初の性別適合手術を受けたデンマーク人の画家とその妻の愛を実話に基づいて描いた「リリーのすべて」がとにかく衝撃的で強く印象に残っていますが、同じくらい印象に残る悲しくて切ない映画でした。

「ミッドナイトスワン」も「リリーのすべて」も、トランスジェンダーに生まれた人は、こんなに辛い生き方しかできないの?と思わされてしまう壮絶なラストです。

トランスジェンダーをテーマにしつつ、壮絶じゃない、ハッピーなラストの映画が作られる日が来ることを願わずにはいられません。

 

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