女子学生会館の思い出

大学時代、東京都文京区にある女子学生会館に住んでいました。

通っていた大学の寮ではなく、女子大生なら誰でも入れる民間の学生会館です。

近くは千葉・埼玉、遠くは北海道・沖縄が地元の学生まで、入居者数は最大30人。

2人から最大4人の相部屋で、お風呂とトイレは共用。

当時はスマートフォンなどというものはなく、3台の公衆電話を30人の女子学生が共同利用するという環境でした。

見た目は美人で頭もいいのに整理整頓能力がまったくなく、運悪く相部屋になった人が恐怖を感じるほど汚部屋化する女子や、ハーフのような容姿で当時人気のタレントとデートをしているところパパラッチされて女性誌の表紙に目線付きで載ったモデル女子、看護師を目指して脇目も振らずひたすら勉強に励む女子・・・、とにかく多種多様な女子学生がいました。

その学生会館で、私たちのお世話をしてくれていた管理人の奥様が先週末、闘病の末に亡くなりました。

当時20代で、育ちざかりの3人のお子さんを抱えながら、わずかな寮費で朝夕の食事をはじめとして、私たちの生活全般の面倒を見てくれていたこと、今思えば、本当にもの凄いご苦労をかけていたのだと思います。

思えば当時から病気がちで、長い間、人工透析も受けていたようです。

葬儀の時に参列者に配られたというご主人が記した介護日記には、最後の数日間は車椅子で、体を支えることも、問いかけに応じることもできなくなり、おむつをつけての壮絶な闘病生活だったことが綴られていました。

コロナ禍で葬儀参列者の数に制限があり、参列はかないませんでしたが、参列した学生会館のメンバーがLINEでいろいろ教えてくれました。

そして、そのLINEを機に、今は全国に散らばっている寮生たちが、30年ぶりにまた連絡を取り合えることになりました。

当時の学生会館での生活は、私のその後の人生の「原点にして頂点」ともいえる充実した日々でした。

思い出すだけで幸せな気持ちになります。

管理人の奥様が作ってくれた「つながり」に改めて感謝の気持ちでいっぱいになっています。

 

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