これ一本!

先日、冷蔵庫の搬入搬出で来てくれた引っ越し業者さん。

抜群のチームワークで、あっという間に問題解決してくれた5人の作業員のみなさんの中に、若くて可愛いらしい女性がいました。

特に「力自慢」という感じではなく、なぜこの仕事を選んだの?という小柄な方。

その女性、我が家に入ってきて、ポールを見るなり、「ハロー!マイネーム・イズ・サラ!」。

そして、「私、アメリカ生まれのアメリカ育ちなんです。10歳の時に日本に来たんですが、それまでずっとニューヨークで暮らしていたんです」、と教えてくれました。

「なぜ、この仕事に?」と聞くと、「学生の時にアルバイトでこの仕事をはじめたんです。英会話を教えていたこともあるんですが、引っ越しの仕事の方が『達成感』があって好きなので、今は『これ一本』です!」、と笑顔。

バイリンガルに憧れ、少しでもネイティブに近づきたくて、多額の費用と労力を注いで50歳を過ぎてなお英語を勉強しているワタシにしてみれば、その恵まれた能力を使わないなんてもったいない!

どんなに努力しても絶対に手に入らない能力を彼女はもともと持っているのに、英語を使う仕事より、引っ越しの方がやりがいがあると断言して、冷蔵庫をスイスイ搬出してくれました。

思えば、ワタシが身長170cmで恵まれた体格で、学生時代に何度もバスケットボールやバレーボールをしないかと部活顧問に誘われましたが、運動系にはまったく「ノー興味」だったのと同じこと。

人間は持って生まれたものより、自分に備わっていないもの、努力して身につけたものにやりがいを感じ、「これ一本」を見出すものなのかもしれませんね。

 

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コメント

  1. これ一本を見出せた人は幸せですよね。僕から見ればえり子さんもそのひとり。幸せなひとりですよ。自分なんて見出せなくてもがいて、50過ぎちゃった(笑)

    • 違いますよ~、ATSUSHIさん!
      私が見出した「これ一本」は見当違いで、ライフワークになっちゃってるだけです(笑)。
      攻略できない夢に挑み続けることに幸せを求めるタイプで、何も達成できないまま一生を終えることになりそうです。

  2. えりぽんさんが、英語をライフワークとしてるように、ミントにも見果てぬ夢があります。クラシックピアノ。ピアノの先生になりたかった。ピアノを始めるのが遅かったので、声楽科への進学を、推薦で提案されましたが、大学で勉強することに興味が持てず、楽器店で働いてました。

    えりぽんさんの英語への熱意を知って、ミントもアラフィフですが、老後にピアノを再開し、素人の市民コンクールにでることを目標に、いつかピアノを再開したいです。ピアノは待っていてくれる。音楽への夢はあきらめない気持ちでいたいです。

    えりぽんさんのブログを読んで、封印しようとした夢が開きました。夢見るアラフィフといわせないため、実績を作るためYouTubeで発信する手もあるかも!

    そして、ディすられ・・・(笑)

    今だったらネットの情報もあるので、オペラ歌手の練習の伴奏やバレエの練習の伴奏者という仕事もあるのだな、と知ることができるよい時代です。

    • ピアノが弾けるなんて!凄く羨ましいです。
      私は子供の頃にエレクトーンを習っていましたが、ピアノは弾けません。
      よみぃさん、ふみぃさん、ハラミちゃん・・・。
      ストリートピアノのYouTubeはしょっちゅう見て感動しています。持って身まれた才能と努力のたまもの。
      相当な練習量なんだろうなと思い、神レベルの演奏を無料で聴くことができるYouTubeに感謝しています。
      見果てぬ夢、クラシックピアノ♪ 素晴らしく素敵です。

      • えりぽんさんは、子供の頃にエレクトーン弾いていたのですね、子供の頃に習えたことが羨ましいです。ストリートピアノのよみぃさんたちのYouTube、見てみます!
        相当な練習量といえば、ロシアバレエにも興味があるのですが、プロになったワガノワ学校の生徒さん、在学中、先生に褒められたことはないとドキュメンタリーで見ました。

        えりぽんさんの通訳学校の先生たちもそうなのでしょうね。プロになるってことは厳しいし、プロになってからも厳しいのでしょうね。趣味でやってる翻訳やピアノのアマチュアレベルでさえ、評価されるのですから(←今ここ、ずっとここ)。

        • 私が子供の頃は、エレクトーンが新しくて、親にねだって買ってもらって教室に通い夢中で練習しましたが、今はエレクトーンって聞かなくなりましたね。
          やっぱりクラッシック・ピアノ!
          なので、本当に羨ましいです。
          よみぃさんも、ふみぃさんも、ピアノが上手いだけじゃなくて、ビジュアル的にも美しいのです。
          指が長くて細くていいな~、とか。

          通訳学校は厳しいですが、プロというのはその技術でお金がもらえるということなので、「商品」にならないような技術を褒めてくれないのは当たり前ですよね。
          ここのところずっと、もう無理と思ったり、頑張ればできるはずと思ったりを行ったり来たりしています。

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