先日、バブーのわんこ友達の飼い主さんが、「ブログを見て・・・」、と買い物帰りに我が家に立ち寄ってくれました。
ご自身が癌患者で、この5年間に腎臓→肺→肝臓と転移が見つかり、3度の手術を受けたとのこと。
いつも軽やかで素敵なショートヘアですが、抗がん剤治療の影響で一度は髪がすっかり抜けてしまったそうで、今はしっかり生えてきたの、と教えてくれました。
家がご近所で、愛犬が同じトリマーさん、同じ獣医さんにお世話になっているので、お散歩中にお会いして、愛犬の情報交換はしていたものの、飼い主さんのご病気のことはお話したことがなく、今回はじめて知って驚きました。
いつも朗らかで穏やかで優しくて、まさかこの5年の間にそんな大変な治療をされていたとは思いもしませんでした。
元ナースで癌治療にも詳しく、「いろいろ心配だと思うけど、今の抗がん剤は吐き気もほとんどないし、早期発見なら絶対に大丈夫!全然心配する必要ないから!ちゃんと治るから」と太鼓判を押して勇気づけてくれました。
帰り際に、「これ、食べて!」と渡してくれたのは、大きくて真っ赤なイチゴと、体によさそうな梅干し。
やさしさに感動して涙が出ます。
「ウィッグもあるから、必要な時は貸してあげる!」と言ってくれました。
「乳がんのこと、ブログでよく正直に打ち明けたよね・・・」って、言われます。
私自身はそこに忖度はなく、自分の身に起きた喜怒哀楽を日々記録しているだけなので、勇気を振り絞ったわけでもなんでもありません。
でも、今回、乳がんを患ったことで、周囲にこれほどまでに多くの癌患者がいるということを知ることになり、その多さに改めて気づかされました。
「日本人の2人に1人がガンにかかる」、「日本人の3人に1人はがんで亡くなる」。
これまでは他人事だったフレーズが、自分事になり鮮明に浮き上がってきました。
癌の診断書を受け取っても、自覚症状ゼロなので、いまだに狐につままれたような感覚ですが、この手術を乗り越えたら、人間として成長できるような気がします。
「人は経験によってしか学ぶことはできない」。
健康を過信していた自分自身に与えられた試練なのだと受け止めたいと思います。
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