乳がんと診断されてから、断捨離衝動が止まりません。
夫が3歳年上の外国人なので、国別・男女の平均寿命を考えると、健康自慢のワタシが夫を日本で看取るつもりでいましたが、ここに来て急に雲行きが怪しくなってきました。
ワタシに万一のことがあったら我が家は大変なわけですよ。
夫は日本語の会話で意思疎通することには何の問題もありませんが、日本語が読めない、書けない、という大きなハンデがあるのが現実です。
支えてくれる子供もいません。
私がこれまで夫のためにと万一に備えて掛け続けてきた生命保険だって、先日の「保険のはなし」(←詳細はココをクリック)にも書いた通り、営利目的の日本の保険会社は契約者に寄り添ってくれませんので、夫が日本語の読み書きができないのを理由に支払われない可能性だってあるわけで、その時に、遺された夫のために誰が闘ってくれるのか?と思うと不安しかないのです。
そんなわけで、夫の負担を少しでも軽くすべく、今、私にできることは「断捨離」です。
今の生活そのものを見直して、できるだけシンプルにわかりやすく。
私が残したことで扱いに困るようなものはゴールデンウィーク中に全部捨てました。
新聞の占い欄には「運気良好。タイミング外さぬように心眼を」とあり、数日前には廃品回収の折り込みチラシが入っていました。
今だ!と思って捨てたよね~、何もかも。
考えてみれば、生活に絶対に必要なものって、そんなに多くない。
東京の女子学生会館で暮らしていた大学時代の4年間は、小さなベッドとベッドの下の引き出し、3段の書棚がついた勉強机、幅50cmしかないような小さなクローゼットだけがすべてで、それでちゃ~んと生活できていましたからね。
そんなことを思い出しつつ、これほどまでに断捨離に駆り立てられる理由、これ以上の断捨離の先にあるものっていったい何!?=「死なの!?」、ってくらい物騒なことを考えながら徹底的にやりました。
結果、気分爽快、重たかった気持ちがとても「ラク」になりました。
人生の地殻変動が起きる50代はまだまだこれからですが、新しい自分と生きるために必要な転機。
そんな気がしている今日この頃です。
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コメント
断捨離、本当に必要だと思います。
自分に必要か、ではなく、残されても困るよな(笑)の年代に入ってしまいました。
とは言うものの、大きく断捨離となると、どこから手をつけようかで頓挫。
小さなものは何度もやっていますが。
私も達成感を味わいたいものです。
(ポールさんには、次世代の素敵な家族が居るではないですか♪)
おっしゃる通り!
断捨離ポイントは、こんまりさんの「ときめき」ではなく、残しておくのがどうなのかという判断基準です。
そう思うと、高かったから、とか、もったいないから、思い出があるから、という基準はなくなり、即決即断。
まだまだ手を付けなければならないところがありますが、基準が見つかったので、このまま断捨離モードで突き進みます。