先日、「パナソニック『割増退職金4000万円』の壮絶リストラ」というダイヤモンド・オンラインの記事が目に飛び込んできました。
「バブル入社組を標的にした大規模リストラに着手する」という内容です。
悲しいことに、昨今のこの手のニュースはいつも、企業の業績が悪いのは「バブル入社組」のせいで、「バブル入社組」の肩身は年々狭くなる一方。
数年前に猛烈なリストラをした大企業の人事担当幹部が語った、「50歳過ぎた社員は新しい価値を生まない」発言は、かなりショッキングでした。
今回のパナソニックのリストラでも、「成果の乏しいロートル社員の滞留が戦力人材の活躍を阻むことが、社内では問題視されていた」、と。
言うよねー。
これはさすがに言いすぎでは!?
今でこそ若い時のようにはいきませんが、バブル入社組の若い頃は、栄養ドリンクを飲みながら「24時間働けますか?」に応えてきた時代でしたよ。
残業も厭わず、ひたすらがむしゃらに、多くの私生活を犠牲にして、それこそ「企業戦士」としてバリバリ働いて、人一倍頑張ってきた世代で、日本が元気だったのはその働きがあってこそ。
なのにそのバブル世代がマネジメント世代になった途端、ネットでは「使えない、いらない、うざい」のオンパレード。
異なる時代を生きてきましたから、価値観が違うのは仕方がありません。
企業活動を全力で支えたいのはヤマヤマですが、そのアプローチの仕方が今までとあまりに変わってしまって戸惑っているだけなのです。
バブル世代は今、これまでの価値観が通用しないという「変わる努力」を強いられ、もがいています。
時代の変化に応じて「変わる努力」をすれば、ちゃんとやっていけるはず。
たとえ他企業の話でも、バブル世代がお荷物扱いされるのは本当に悲しい。
バブル世代ゆえ、この先ずっと定年が来るその日まで、悲哀を味わうことになると思うと切ないです。
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コメント
この手のステレオタイプの報道多いですよね。バブル期入社は高給取りだから、頭数減らせば見た目の業績は改善するでしょう。株主総会前に良くある報道です。でも、長い目で見たら、今企業に求められていることは、年齢を問わず、優秀な人材を見抜く力だと思います。これから益々少子高齢化が進んで、必ず企業の人材不足が生まれます。欧米の様に移民を活用しないなら、今いる社員を活用しなければなりません。必ず優秀なシニアが台頭する時代が来ます。その為にもバブル世代は自分のスキルアップに務める必要があります。今、その差が出ていますね。老害と揶揄されない様に頑張らないとです。
バブル世代がお荷物になっているニュースを見るたびに、切ない気持ちになります。
ATSUSHIさんの言うとおり、近い将来、深刻な人材不足になって、シニアや移民に労働力を頼らなければならない時代が来ると私も思っています。
ロートルだ、老害だと揶揄されないように、バブル世代だからこそ、スキルアップを続けて人間性も磨いて、しっかり頑張らなければなりませんね。