デジタルと高齢化

先日、らくらくスマホに替えたばかりの70代の母からSOSが来ました。

新しいスマホの使い方にも不慣れな時に、よりによってパソコンが壊れたと。

その前日までは普通に使うことができていたのに、突然、モニター画面が真っ黒になってお手上げの様子。

電話で状況を伝える母の声からは、そのパニックぶりがよくわかります。

パソコンがクラッシュしてしまったら、パニックになるのはみな同じ。

在宅勤務がメインの私も、もしそんなことが起きたら非常事態で焦ります。

そんなわけで、ITオタクの夫が実家に急行。

コロナ禍ゆえ実家には近づきたくなかったのですが、やむをえません。

滞在時間を短く済ませ、壊れたパソコンを我が家に持ち帰り、自宅で修理することにしました。

母は「パソコンもスマホも機械は本当に苦手」と嘆きますが、これからの時代、デジタル化は避けられません。

コロナのワクチン接種もネット予約可能ですが、いったい、現時点でワクチン接種の対象になっている75歳以上の人の何割が自力でネット予約できるのか大いに疑問です。

そんな時、たまたまヤフー・ニュースで、読んだ記事。

「助けを求めて家の外に飛び出してきた高齢女性がいて、通りすがりの人が何事かと思って慌てて一緒に家の中に入ると、家の中が極寒。聞けば、新しく購入した高機能エアコンの使い方がわからなくて、寒過ぎるのにエアコンを止めることができずに困り果てて家の外に逃げ出し助けを求めた」。

高齢者とデジタル家電あるある。

昔の家電製品は簡単でしたよね。

オンとオフ、それだけ。

昨今の商品は多機能過ぎて、高齢者には使いこなせないのが現実。

デジタルと高齢化は、これからの日本の大きな課題ですね。

便利になってメリットも多いのはわかるのですが、使いこなせなければ複雑なだけ。

母のみならず私自身も、進化する身の回りのデジタル化にどこまで着いて行くことができるのか、だんだん不安になってきました。

 

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コメント

  1. 高機能製品、作るのは勝手ですが、シンプルな安い物も残して欲しいです。
    いくら良くても高くて買えないのでは意味がない。
    家電も車も、スマホも。
    庶民の敵です。

    • いくら高機能でも、自分の利用範囲や金額を考えると躊躇してしまいます。
      以前のようにシンプルで安い物を探すのが難しい。
      新しいものを面白がって、むしろハングリーに変化を楽しむくらいじゃないと、スマホも家電も楽しめなくなりそうですね。

  2. PCの黒い画面の恐怖、お母様のお気持ちお察し致します。今はPCが無ければ仕事にならない時代。でも、自分が入社したバブル末期はにはPCは無く、でも普通に仕事してましたよね。今では家電もスマホと繋がる時代、最近買った冷蔵庫は現在のエコ運転状況やドアの開閉回数を知らせてくれて、洗濯乾燥機は終了時間を告知してくれます。でも、このシステムいる?って感じですが、ついアプリダウンロードして使っちゃうんですよね。進化するデジタルとは仲良く楽しくお付き合いが一番ですね。ちなみに僕の同級生には、未だ携帯を持たない頑固者な石器時代の人間もいます(笑)デジタルデバイドが顕著に出る世代ですね。

    • デジタルデバイドが顕著!
      なんでもスマホとつながって、確かに便利な部分もたくさんありますが、使いこなせないストレスも。
      今回のワクチン接種でも、75歳以上の親を持つ子供たちが甥っ子、姪っ子、親戚総動員でネット予約に必死になっているとニュースで見ました。
      もっと簡単に、接種日を決めてハガキで知らせる方法じゃダメなのかな、と思います。

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