乳がんは奥が深い

日本人女性のがんの第一位になっている乳がん。

罹患率は年々増加し、「11人にひとり」が生涯で乳がんにかかると言われています。

今、そのひとりに自分がなって、他人事ではなくなりました。

ひとくちに乳がんと言っても、比較的おとなしいタイプから、悪性度の高い、いわゆる「顔つきが悪い」タイプまでさまざまで、その治療方法はまさにバラエティー豊富。

おとなしいタイプのものでも、放置すると取り返しがつかないことになり、悪性度の高い癌でも治療方法が合えば治癒します。

基本的な乳がんの治療は「手術・放射線・抗がん剤」の3つで、がんの性質やステージによって組み合わせが異なります。

私が受けたのは、まず「手術」。

そして、これからはじまるのが「放射線」。

幸いなことに、おとなしいタイプの癌だったため、今のところ「抗がん剤治療」は受ける必要がありません。

家族や友人と今後の治療について話をしていると、「放射線治療」と「抗がん剤治療」が混同されていることに気づきます。

かくいう私も、自分が治療を受けることになるまで、まったく区別がついていませんでしが、大きな違いは「放射線治療」が「局所」なのに対して、「抗がん剤治療」は「全身」の治療になることです。

転移がない場合は「放射線治療」ですが、がんが転移や再発によって全身に広がり、「手術」や「放射線治療」ではコントロールできなくなってしまった場合に必要になるのが「抗がん剤」。

副作用の程度もまったく異なっていて、「放射線治療」は放射線を当てた部位に出ますが、「抗がん剤治療」は、脱毛・嘔吐・感染症・出血、と副作用が全身に及ぶのです。

映画やドキュメンタリーで、がん治療のイメージとして私が持っていたのは後者。

私が受ける放射線治療は、照射する部位以外には副作用はほとんどなく、脱毛や嘔吐の心配も無用で、仕事も今まで通り続けることができると医師から説明を受けました。

非常におとなしいタイプのがんを、きわめて早い段階で見つけることができたからこそ。

さて。

今週は放射線の細かな当て方や線量を決めて、治療計画を立てるためのCT撮影があります。

治療はまずここから。

自分が当事者になって分かってきたのは、

乳がんはとてもとても「奥が深い」、ということです。

 

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コメント

  1. 本当に何も知らずにいて、慌ててググることになりそうです。
    昔本で読んだ体験談も、日進月歩の医療、おそらく古い情報(笑)
    たとえ小さくても1%でも、アフターケアが大事なんですね。

    • 何でもそうですが、自分事になってはじめてわかることって多いですよね。
      「この後は、何も治療は要りませんよ」という先生の言葉を待っていましたが、妄想でした。
      手術とアフターケアがセットなのだと初めて知りました。

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