大学病院はいつも突然

大学病院から電話がありました。

「明日の〇時に放射線科に来てください」。

ちょうど明日はスケジュール的に仕事上の大きな支障もなく、「わかりました」と即答できましたが、私のような下っ端のサラリー・ウーマンではなく、親の全面協力を得て子育て中だったり、あるいは組織の要だったり、はたまた非正規雇用でシフトで動いているような状況だと、突然のスケジュール調整は難しいですよね。

いきなり、「明日の〇時!」、ですからね。

私と同じステージ1の乳がんを患っている知人は、会社には自分の病気や治療のことを一切報告していないと言っていました。

「プライベートなことだし、非正規雇用なので会社に事実を告げると解雇されかねないから」、と。

彼女が手術後にどんな治療方法を選択したかはわかりませんが、会社に告げずに必要な治療を継続して受けることが実際に可能なのか?と疑問に思います。

放射線治療であれば土日以外の平日連続で、1~2ヵ月かかります。

抗がん剤治療なら具合が悪くて、仕事ができない日も多いでしょう。

週に1度程度なら、「熱が出た」とか、「お腹が痛い」とか、なんとかかんとか理由を作って半日なり全日の休みを申請することができるかもしれませんが、どう考えても理由を隠しての治療はさすがに難しい。

治療は未来永劫続くわけではないので、隠すのではなく、正直に会社に伝えて理解を求められないものなのかと思います。

自分が健康でなければ、いい仕事はできず、会社にも貢献できません。

乳がんは女性の11人に1人の罹患率。

自分自身はもとより、後に続く後輩女子のためにも。

会社に隠さず、必要な一定期間は治療に専念して、しっかり治って健康になったら3倍速で貢献できるようにまた頑張れたらと思います。

 

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コメント

  1. 連日は厳しいですね。
    リスク=解雇 という立場の弱者は治療も受けられないのでしょうか。
    公務員>大手企業>正社員>etc.
    歴然とした格差はあると思います。そもそも支払いの心配も。
    ある意味、大学病院も、> の上位的発想だと思います。

    • 自分が乳がんと分かった時は、真っ先に職場に伝えましたが、言えずにいる人がいるのを知ってびっくりしました。
      それぞれ事情があるとは思いますが、治療をひとりで抱え込まないことも大切ですよね。
      大学病院の上位的発想はありますね。自分の事情を差しはさむ余地はほとんどないような・・・。

  2. 病気療養はしっかりと会社の上司に伝えるのが鉄則です。非正規とか関係なしです。それで、解雇や不当差別を受けたら訴えればいい。だから、えり子さんの考えは正しいです。でも、実際は理解の無い会社もあるのでしょうね。あっさり首を切られる事もあるのかも…深い問題です。

    • 理解のある会社ばかりではないので、病気療養で解雇や不当差別を受けるケースは実際にあるのでしょうね。
      会社に隠して治療を続けるなんて大変過ぎて、いつか破綻しそうで他人事ながら心配です。
      深い問題。

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