保険のはなし②

病気になるとお金がかかります。

病院に行って検査を受けるたびに、支払いが万単位になることもザラ。

私の場合は、人間ドックで精密検査が必要とわかり、何度か検査を重ねて「乳がん」と確定診断されるまでにかかった検査費用が約10万円、その後、5日間の入院・手術で約30万円、今は毎日「放射線治療」に通っているので1日4500円×16回、それに検査やもろもろを加えると10万円はかかります。

これでトータル50万円。

今後は定期検査と5年間のホルモン剤の薬代に加えて、万一、転移や再発があると、そのたびに、毎回同じくらい、またはそれ以上の費用が必要になってきます。

精神的、肉体的に苦しむ上に、さらに経済的にも苦しいとなると、もうどうしていいのやら。。。

なので、保険に入っていて本当に良かったと心から安堵しています。

15年前に加入したガン保険は、今は亡きベテラン外交員Tさんに勧められてのものでした。

Tさんは60代ながらビビッドカラーの派手な服を着た強烈な個性の持ち主で、当時、乳がんの抗がん剤治療を受けながらも明るくパワフルに仕事をしていました。

ご自身の体験をもって、「乳がんの治療は通院がベース。医療保険は「入院」の特約だけじゃ不十分だから、絶対に「通院」の特約を付けた方がいい。抗がん剤の通院治療は毎回何万円もかかるんだから!」。

一緒にランチを取りながらそう熱心に説明されたとき、私自身はまだ年若く、保険契約を増やすことには半信半疑でしたが、Tさんの迫力に押されて契約。

保険の外交員に必要な「社交性と積極性、ねばり強さと押しの強さ」を人一倍持っていた、そんなTさんでしたが、病気には勝てず、数年前に亡くなってしまいました。

今は、Tさんのゴリ押しで契約した「がん保険」のお陰で、安心して通院治療を受けることができています。

「えりこちゃん、ランチ奢るから!」と、契約を更新させるべく、昼休みに誘い出してくれていたTさんのことを懐かしさと感謝の気持ちで思い出しています。

今も生きていたら、「ほらね。だから、言ったでしょ!」とドヤ顔を見せてくれたことでしょう。

「ウザいおばさん」と思ったこともあったけど、本当にごめんなさい。

 

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