美容師さん

先日、いつもお世話になっている美容室に行ってきました。

カラーとカット・・・、定期的なメンテナンスです。

今年春に乳がんが見つかった時、もしかしたら抗がん剤治療を受けることになって髪が抜けてしまうかもしれないと途方に暮れていたら、「もしそうなったらすぐに連絡ください。ウィッグも扱ってますし、似合うようにカットするので安心して任せてください！」と言ってくれた頼もしい美容師さんです。

幸いなことに早期発見で、抗がん剤治療を受けることはなく脱毛の心配はありませんでしたが、乳がんが見つかった頃は、勝手に先走って夜な夜なネットでウィッグを検索していました。

そんなことがあってから、ウィッグでできそうな髪型が気になるようになったわけですが、たまたま雑誌をめくっていた時に、「これすごくカッコいい！」と思ったのが山田優さんのショートカット。

扱いにくい髪質のため、長い間ずっと髪を伸ばして「ひっつめ」なので、ショートカットは憧れ。

もし自分がウィッグをすることになったら、絶対に憧れのショートカットにしよう！と心に決めています。

早速、美容師さんに山田優さんの写真を見せて伝えました。

「もしウィッグが必要になるようなことがあったら、こんな感じのを用意してもらいたいな」。

「あっ、それですか？　かっこいいですね。わかりました！」、と美容師さん。

が、そこでちょっと赤面。

これは山田優さんだからカッコいいのであって、私がその髪型にしてもダメでしょー。

で、恐る恐る美容師さんに聞きました。

「こんな風に自分と似ても似つかない有名人の写真を見せて、こんな髪型にして欲しい、って言われたら、ぶっちゃけ美容師さんってどう思うの？」。

もう何年も前に、別の美容室に通っていた時、目の上スレスレの前髪が作りたくなって、私が持ち込んだ写真がアメリカ女優の「アン・ハサウェイ」だったことを告白したところ（笑）、

「全然問題ないですよ。少しでもお客様の理想の髪形に近づけよう！って思うだけです。美容師が見るのは「顔」じゃなくて、「髪型」だけですから」。

そ、そうなんだ。。。

良かった。

続けて、「こんな写真持ってきても、顔が違うんだからできるわけないじゃん、なんて心の中で思うような美容師はダメです。美容師やめた方がいいと思いますよ」、ときっぱり。

美容師さんですが、心をケアしてくれるカウンセラーでもあり、頼りにしています。

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