今回のオリンピック。
数多くの種目がある中で、実は中高年には最も縁遠いスポーツと言われていた「スケートボード」を夢中で見ていました。

鮮やかな技も素晴らしいですが、自分の姪っ子、甥っ子みたいな選手たちが競技終了後に国も人種も関係なく駆け寄ってハグしたり、グーパンチしたり、お互いの健闘をたたえる姿に感動。
これぞスポーツマンシップ。
特に興味を持って観ていたのが銅メダルのスカイ・ブラウン選手、13歳。
イギリス代表の最年少オリンピアン。
調べてみたところ、お父さんがイギリス人、お母さんが日本人で、スカイちゃんは宮崎生まれ。
現在はアメリカを拠点に活動している彼女ですが、10歳でプロになりナイキと最年少契約をしたという、知れば知るほどもの凄いスケーター。
小さい頃から天才キッズとして世界中のテレビ番組で引っ張りだこだったようで、YouTubeに動画がたくさん出ていて、思わず何本も観てしまったわけですが、何が凄いって、大人顔負けのコミュニケーション力、コメント力です。
僅か8歳の時のインタビューでは、「女の子たちはみんな、男の子みたいに上手にできないと思っているけど、女の子だって男の子と同じくらい、男の子より上手にできることもあるの。まずは怖がらずにチャレンジしてみて!」とコメント。
女性蔑視発言をした「森さん」に是非聞かせたい・・・。
去年、練習中に頭蓋骨を骨折する大けがをしたときには、「心配しないで!私のことをミラクルで失敗しないと思っている人も多いと思うけど、私だってこんな風に大失敗することもあるの。でも、転んでも起き上がることが大切!」って、半開きの片目の周りに大きな青あざを作ったまま、病院のベッドからメッセージを送るわけですよ。
この時、12歳。
その後、主治医も驚く脅威の回復力をみせ、「もうやめて」という両親の反対を押し切ってオリンピックに出場。
どのインタビュー、どの動画を見ても常にニコニコ、明るくポジティブで、ネガティブな要素がまったくないのです。
どういう育て方をしたら、こんなに天真爛漫に伸び伸びとポジティブな子供が育つのか、とても興味があります。
そしてね~、このスカイちゃんの下には、4つ下のオーシャンくんという弟がいて、この子がまたスカイちゃんを上回る超絶ポジティブな男の子で可愛いの!
そして、仲がいいの!
我が家には子供がいませんが、英日の国際結婚というだけで親近感が湧いて興味深く見ていたのですが、知れば知るほど遠ざかって行きました・・・。
凄い・・・、凄過ぎる・・・。
日本語で「スカイ&オーシャン」、英語で「Sky & Ocean」、どちらでもたくさんヒットするので、まだこのポジティブ姉弟を見たことがない方は動画を是非。
ヤフー・ニュースでも「大人と対等に話ができる高いコミュニケーション能力の持ち主」と評判のスカイ・ブラウン選手。
試合後のインタビューでも、彼女に質問が集中するのがよくわかります。
本当にオトナ顔負け。
期待通りの、いやそれ以上の、いいコメントをくれるんですよ。
次回のパリでは、スケートボードとサーフィンの両方に出場するらしいという噂。
まだ13歳ですからね、あと何回オリンピックに出場できるんですか、って話ですよね。
ワタシ的に今回、一番の注目選手です。
今日の写真はスカイちゃんではなく、うちの姪っ子、10歳。

親族代表、最年少注目株。
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コメント
今回のオリンピックって、スケボーやボルダリングとか初競技強かったですね。スケボーは公園で深夜にやってる若者に嫌気をさすおじさんとしては、ちょっとビックリ。手すりを降りたりとか信じられない。とにかく女子は強かったですね。森喜朗もそうだけど、サンデーモーニングの張本勲はクビにするべき。時代遅れも甚だしい。
スケボー、ボルダリング、日本人選手の大活躍に興奮の毎日でした。
若者の大活躍の一方、サンデーモーニングの張本さん、今日の謝罪も、本人の言葉は「えっ、それだけ?」って感じで謝罪になっていない感じがしました。
河村市長のメダルかじりも信じられないものでしたし、これまでチヤホヤされてきたおじさんたちの時代遅れ感が露わになった五輪でしたね。
人生やり直せたら・・・なんて遠い目(  ̄- ̄)をするにも余りにお若い(笑)皆さんの活躍。それにしても、これからの人たち、選択肢を広げる努力をすれば、いくらでも持てるのが羨ましい。何て狭い世界で生きてきてしまったんだろうと、後悔先に立たず。
あどけなさの残る選手たちの大活躍にすっかり魅了されました。
彼らの前に広がる世界は、親世代とは比較にならないほど広い。
若者たちが夢中になって切磋琢磨している姿がまぶし過ぎるオリンピックでした。
生まれ変わったら・・・、スケートボードやりたいな~。