仕事を終えて家に帰ると、テレビもついていない静かな部屋で夫がソファーに横になって考え事をしていました。
なんか変だなー、と思いつつ、「今日はどうだった?変わりない?」と聞くと、涙目で「最悪・・・」と夫。
聞けば、「補聴器が壊れた」と。
それは大変!
英会話講師という仕事にも大いに支障ありだし、一緒に見ようと思っていた海外ドラマも普通の音量で見れないじゃん、それは困るっ!!
しかも、補聴器が壊れたことで強いストレスを感じて思わずお酒を飲んでしまった・・・と。
ちょっとー!
お酒を飲むほどストレスを感じるなら、どうしてすぐに補聴器を購入したお店に、壊れた補聴器を自分で持って行って修理をお願いしないわけ?
なんで私が帰ってくるまでまんじりともせず待ってるの!?
私には補聴器の修理はできません!!
外国人が補聴器を買いに来ることはほとんどないでしょうから、お店の人だって間違いなく夫のことを覚えているはず。
「どうしてすぐにお店に行かなかったの?」と聞くと、「セールスマンは売るときは『いい人』だけど、今はきっと『いい人』じゃないから。外国人の相手なんかしたくないと思う」。
私だったら、「1年半で壊れるような補聴器、売ったんかーー!」って怒鳴り込みたいところだけれど、この夫の反応。
外国人という立場がそうさせるのですが、どんだけ遠慮がちなわけ!?
とはいえ、私が一緒にお店に行ける週末まで待たせるのも気の毒なので、夫のために「商品が保証期間中」であることを武器に鼻息荒くメールで来店のアポ取りをしたところ、「デモ機を貸し出しますのでいつでもご来店ください」と返信あり。
そんな連絡を仕事の合間に取り合っていたら、夫から「補聴器が普通に動くようになったから、お店に行く必要がなくなったよ」とメッセージ。
この数日の私のストレスは一体なんだったの!?
幸いなことに私は母国暮らしなので、夫が抱えている外国暮らしの苦悩は実体験としてはわかりません。
外国人ゆえのつらい思いを相当してきたことがトラウマになっているのだと思います。
この騒動の顛末としては、なぜか補聴器が今まで通りに使えるようになって「めでたし、めでたし」ですが、日本語も不自由なく使いこなせる上に日本暮らしも相当長い我が夫。
もう少し強気になって行動してもいいよね、と思うのです。
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コメント
日本人て、外国人には親切(過剰に)なことが多いなぁと感じていましたが、日本語堪能でも違う感覚なんですね。(お土産屋さんなんてあからさまに)
自己主張がしっかりしているという、日本人とは違う特性は、やはり個人差の問題なのでしょうか。英米の差?(笑)
それにしても、過度のストレス。身につまされます。
p.s.一度は不具合の起きた補聴器。チェックは必須ですね。
保証期間内に是非とも。
私もそう思っていたのですが、本人にとっては印象が少し違うようです。
とはいえ、私が入院したりした時のためにも日本でのサバイバル能力は高めておいてもらわないと心配です。
補聴器は治ったものの、結局、週末に点検してもらうことになりました。
ポールは固定観念強いところがありますよね。函館の英会話教室で日本人はこう、英国人はこう、と決め付ける事があって、それは違う!っと拙い英会話でちょっと言い合いになったことも…
でも補聴器が作動して良かった。自分もそうですが、男も50を過ぎるとなんだか情緒不安定というか、抑うつっぽくなるというか、だからポールの気持ち何となく分かるような気がします。
固定観念が強いところ、あります!
私が逆にイギリスで生活していて、生活必需品が壊れたらどうするかな・・・と思ったりするのですが、私なら多分、ひとりで行動していると思います。
実際生活しているわけではないので、想像でしかありませんが。
イギリスにも帰国できないし、情調不安定っぽくなっているのかもしれませんね。